シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
6点 | 7点 | 8点 | 7点 | 7点 | 7点 |
シナリオ |
春を舞台にした、ちょっと不思議な恋愛模様! プレイ時間は共通が1時間半で個別が1時間〜2時間くらい。総プレイ時間は12時間程。 体験版には共通の殆どが入ってます。 期間は4月の頭から4月の終わりくらいまで。美海ルートのみ5月中旬まであります。 1日の密度は低く、ちょっとしたイベントがあって、すぐ次の日というのがあったりで、あっさりしすぎじゃないかなと感じましたね。 出来れば共通はもうちょっとイベント数を増やして欲しかった。 というのも一部ルートを除き、個別に入ってすぐに恋人同士になっちゃうんです。 幼馴染の鈴香はいいとしても、会って2週間足らずの美海と恋人同士になるには共通でのイベントは弱く感じます。 つまりは好きになる過程がほとんど描かれていません。気付いたら好きになっていて、恋人同士になるという感じ。 まぁその分、恋人になった後がそれなりの長さで描かれているのは好印象ではありました(一部ルートを除く) その他にも気になる点はいくつかあります。それは鈴香の父親は結局、神隠しに遭ったのか、それとも自分の意志で消えたのか。 設定を考えると後者だと思うんですが、ならばそこに至る経緯を描いて欲しかった(それらしいことは本編で言われてましたが、はっきりそうとは分からない) 後は主人公の過程環境、サブキャラの扱い。前者は父親が海外にいる、母親は他界しているという部分しか分からないんですが、母親については一部の個別で絡んでくる部分だったので、もっと説明が欲しかった。 確かこの地に留まっている理由の一つでもあった筈なので(本編中で語られていたと思うけど記憶が曖昧なので勘違いかも)、ただ死んでいるという説明のみでは、ただのマザコンと取られかねないです。 後者は綾音ルートのみで出てくる凛々子について。立ち絵も用意し、さらにOHPでも紹介されているのにも関わらず、大した活躍もせずに役目を終えます。 立ち絵ある必要ないですし、なんかキャストの無駄遣いにしか思えない。中の人が好きなだけに残念です。 個別シナリオは大半が中盤辺りで問題発生→即解決、もしくはその問題を解決する為に動く、という感じ。 起伏が少なくキャラに萌えられないと間違いなくダレます。 シナリオ自体は無難な形に纏まっていますし、長さも自分としてはちょうどいいくらいですね。 ちなみに、ひなたルートは美海、しおりルートは鈴香それぞれのルートの補完的なシナリオとなっているので、他キャラに比べると萌えイベントが少ないです。 エンディングに関してもこの2人は微妙なので、期待してるとちょっと悲しくなるかも。 実際ひなたに期待してた自分は悲しくなりました。 と、なんか酷評ばかり書いてますが、ゲーム自体は俊介の扱いに笑ったりする部分があったりで楽しめました。 シナリオは上でも書いたように、いろいろ気になる点があるのですが、萌えゲーとしてはなかなかのレベルに仕上がっています。 特に美海と鈴香が凄い。直前にやっていた、コレに絶望したのもあってか更に楽しめた気が。 キャラも良いので、キャラ萌えを求める方ならばそこそこの満足感が得られるのではないかと思います |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あり。スキップは普通。 シーンスキップがありますが、全イベントを飛ばせる訳ではなく、飛ばすか飛ばさないかの選択肢が出た際のみ有効という謎設定。 初回プレイだとエンドロールが飛ばせません。 |
キャラ |
思川 優月 CV:草柳順子 神様である吉乃姫をひょんな事からその身に宿してしまった少女。 一応メインヒロインな訳なんだけど、終盤はとある事情でほとんど出ない上に、あまり好きなキャラじゃない事もあり印象に残ってないです 唯一印象に残ったのはマヨネーズがなんで好きなのかについて。 主人公にとっては何気ない言葉だったのかもしれませんが、彼女にとってはそうではなかったんでしょうね。 吉乃の方はかなり我が強く、我が侭娘で終盤の彼女の行動は結構イラっとさせられる部分が多々ありました。 でもダンスゲームしてるとこは吉乃の踊りを想像して、ちょっと笑ってしまった。 芝山 美海 CV:春乃伊吹 主人公達の学園に転校してきた少女。かなりの猫かぶりで、主人公やひなたの前以外では常に猫をかぶってます。 このゲームの最萌えキャラの1人。最初は理不尽キャラでイラっときたのですが、誤解が解けた後は可愛かった。 付き合いだした後はさらに可愛く、飛行機製作にかかりっきりの主人公に私と飛行機どっちが大切なのか聞いてきたりして萌えさせられます。 シナリオは一番長かった気がする。期間が長かった所為かもしれませんが。 内容は美海の飛行機嫌いな理由以外は良かったですね。 ちなみにウエイトレス姿のCGで歯を見せてるCGはお気に入りです。 高遠 鈴香 CV:井村屋ほのか 主人公の幼馴染。人付き合いが苦手で特定の人以外とはほとんど会話しません。 美海に並ぶ最萌えキャラ。こういうキャラは結構好き。 付き合いだした後は一緒に登校する為に自転車登校やめたり、裸エプロンになってくれたりします。 吉乃が主人公にちょっかいを出してきた時に発した「ハルは私のものなんだから」発言はこのゲームの名言だと思う。 シナリオは父親の事や主人公と喧嘩し、仲直りするまでの間の事が触れられてなかったり不満が残るシナリオでした。 特に後者はそれまで過去に囚われていた彼女が何故心変わりし、今を大切にしようと思ったのかが描かれていなかったのは痛い。 最後まで何故?という疑問が付きまといました。 最後の髪が伸びた鈴香が好きなのでシーンがあると嬉しかったなぁ。 南殿 綾音 CV:茶谷やすら 主人公の幼馴染。一つ上で生徒会長として活躍しています。 姉系キャラ好きの自分は勿論このキャラにも期待してました。 えぇこのフリからも分かると思いますが、結論から言っちゃうと微妙でした。 シナリオは途中までは結構楽しめてたんですよ。タイムカプセルの中身が見られたくない一身でお互い必死なのは見ていて微笑ましかった。 ただ、まだ告白もしてないのにシーン入っちゃうのはない・・・。本番まではいかないけど、流石にコレは、と。 そこで一気に冷めました。他キャラとは違いエピローグもなく付き合って、はい終わりってのもちょっとね。 胸がデカイだけでした。 芝山 ひなた CV:中家志穂 美海の妹。主人公の事をおにーちゃんと慕ってくれます。 このゲームを買う決め手になったキャラ。体験版で萌えたので期待してましたよ。 実際プレイして寝ている主人公の横に寝てハプニングと称してキスされる事を期待したり、ネコミミつけてくれたり萌えました。 しかし鈴香達に比べると弱い。というのも設定が設定だけに手放しで遊びまわる訳にはいかないんですよね。 個別に入ると早い段階で彼女の正体が発覚してしまい、いなくなることが早い段階で分かってしまいますし、で楽しみ切れなかった。 エピローグも曖昧な形で終わって微妙でしたし、期待してた分、悲しくなりましたね。 笹部 しおり CV:このかなみ 主人公達の通う学園の先生。眼鏡キャラです。 うん、おまけです。共通でも空気、他ルートでも空気でしたが、まさか彼女自身のルートでも空気とは思わなかった。 こんなゲーム初めてかもしれん。いや、まぁ空気ってのは語弊かもしれんが、眼鏡を掛けてる彼女はちょいちょいにしか出ません。 エッチシーンも眼鏡掛けてない人とします。シナリオは短いし、鈴香ルートにおける神隠しに関する補完的シナリオで萌えは皆無。 というかレイプ未遂まであるんで多くの人は気に入らないシナリオになると思う。 エンディングも曖昧に終わらせてますし、自分の中では眼鏡掛けてるキャラというイメージ以外ないですね。 あっでも俊介への微妙に酷い扱いの理由が分かったのは唯一良かったと思えた。 |
キャラデザ |
総CG枚数は72枚。CG自体は少ないですが、差分が多く殆どのCGで5枚以上はあります。 原画担当者複数人いるため纏まりのない出来で、塗りも違い、バランス悪いなぁ、と感じますね。 しかもイベントCGの顔が立ち絵と違ってるキャラまでいたりと、もう少しなんとかならんかったのかと。 キャラデザ自体は好きでなんですけどね。 |
音関連 |
曲は全部で22曲。OP曲とED曲あり。 両曲とも良い出来なんだけど、自分はOP歌ってるmonetさんの歌声が好きじゃないです(好きな方すみません) BGMは心のアリカが気に入りました。逆に神隠しは微妙かな。 その他のBGMはまぁまぁな出来かと思います。 声優さんは中家志穂さんの声に惚れた! キャラにハマっていて良かったです。 後は出来れば金田まひるさんを活躍させて欲しかったな。 |
実用シーン |
シーン数は優月が4回、鈴香が4回、美海が5回、綾音が3回、ひなたが3回、しおりが2回の総シーン数は21回。 優月の回想の一つは吉乃との3P、美海の回想の一つはひなたとの3P、しおりの回想の一つはレイプ未遂となっております。 全部のシーンで本番までいく訳ではなく、ひなたとしおりは各1回ずつしか本番がありません。 特殊プレイは美海の足コキ、素股、3P、裸エプロン、巫女服等でしてるのがあるくらい。 尺はあまり長くないですが、純愛ゲーとしては頑張ってる方かと思います。 |
総評 |
シナリオにはいろいろ粗が目立つけど、キャラは魅力的でそこは良かった。 先に体験版をやってキャラが合いそうならそれなりに楽しめるかと。ただひなたとかには過度に期待しない方がいいと思う。 次回作は複数原画でなく1人に絞って欲しいですね。 |
評価点数71点 |
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