シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
5点 | 7点 | 6点 | 8点 | 8点 | 5点 |
シナリオ |
よーかい萌え癒し系ADV プレイ時間は共通が4時間くらいで個別が1時間程。 総プレイ時間は12時間前後。 あまり期待してなかったけど、んー微妙かなぁ。 まず攻略キャラが8人(一応みどりも攻略出来るけど、おまけのような物)と多い所為で個々のシナリオが薄いです。 恋愛描写も薄く唐突にくっついた感があります。 山場も終盤にあるだけで、それもご都合全開で解決。 終わった時は「え?これで終わりなの?」というエンディングがいくつかありました。 そして次に駄目なのが主人公の性格。 この主人公、両親が事故で亡くなっているのですが、それをざしきわらしがいなくなった所為にしてるんです。 最初の方プレイしてた時はまぁ仕方ないよな、と思っていたのですが、進めていくとざしきわらしが出て行ったのは主人公が小学生の時だったことが発覚。 えー主人公の両親が死ぬのはゲーム開始する3ヶ月前(確かそうだった気がするけど、記憶違いかも)くらいで、当然事故が起きた時、主人公は小学生ではないです。 作中では20代というのが出てたと記憶してるので、ざしきわらしが出て行ってから両親が事故死するまで約10年の開きがあることに。 流石にこれはないだろ、と。性格が粘着質すぎる。正直気持ち悪いです。 自分はざしきわらしが出て行ってすぐに両親が事故死したと思ってプレイしてたので、この事実が分かった時に主人公への評価は地に落ちました。 ちなみにこれ以外でも主人公はいろいろやらかしてくれます。 たとえば妖怪相手とはいえ、千鶴美にマジ蹴り・・・男友達相手ならまだしも、見た目子供な彼女にマジで蹴る主人公には素で引きました。 一番上でも書いてるようにこのゲームは「よーかい萌え癒しゲー」な訳ですが、この主人公では少なくとも癒しにはならないです。 最後に駄目な部分というか不満点は妖怪同士の横の繋がりがほとんどない点。 プレイ前は妖怪同士が集い主人公にいろいろしてくれる展開が結構あるのかな、と思っていたのですが、そういうのなかったです。 共通で全キャラ出た後は攻略したいキャラを選んで後はひたすらそのキャラとのイベントを追っていくだけに。 一応個別でも別キャラ出てきますが、頻度はそう多くはないです。 どっかで見たみんなが歩きながら話してるCGがあったから、てっきり作中でもそういうシーンがあると思っていたのになぁ。 他キャラをもっと絡ませてくれれば面白くなったと思うし、残念。 ここまで駄目なとこ書いてきたけど、作品の雰囲気自体はそう悪いものではなかったですね(主人公はアレですけど)。 萌えも癒しも少なかったけど、その変わりノスタルジーな気持ちにはなった。 メンコとか流れるプールや波のプールを作る話とか、大抵の人が過去に経験したであろうことが、作中で出てきます。 思わず、あーやったやったと相槌うちながらやってました。 とまぁシナリオは酷いとはいいませんが、良くはありません。 主人公が許容出来るか否かで結構評価が上下するかも。 自分は許容出来ませんでした。 |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞、スタッフルームあり。 スタッフルームはメーカーの中の人たちのコメ。 未読も飛ばすネクストはいらなかった。ここは設定で弄れるようにしとけばいいとこだと思う。 つけるならつけるで、スキップの横はやめて欲しい。間違って押してしまうことが何度かありました。 というかこれ設定出来る項目が少ないですね。 せめて個別の音声弄りくらいはつけてほしいとこ。 スキップは早め。画面上で時折妖怪が出てくるとこがあったりします。 まぁ、見たからってとくになにがあるわけでもないんですが。 おまけに入るときにいちいちキャラの声が入るのは煩わしいです。 すぐに入れるようにすべき。他は特に問題なし。 |
キャラ |
美影 CV:佐本二厘 影女。主人公の世話を焼いてくれます。 キャラデザは一番好きなキャラ。主人公に尽くしてくれるしで、なかなかの良キャラです。 怒った時の立ち絵が可愛かった。 個別はまぁ予想通りな展開でしたね。 出来れば美影とのベタ甘シーンが多いと嬉しかった。 幸子 CV:木村あやか 疫病神。両親の事故後に勝手に主人公宅に住み始めます。 疫病神だけど、根は悪くない・・・いや疫病神って時点で悪いのか? まぁ、兎に角性格はそう悪くないです。 お風呂を入られそうになった時の脱兎のごとく逃げる様は笑えます。 個別は一番萌えた。主人公の為にあそこまでする彼女にね。 藤花 CV:青山ゆかり 九尾の狐。男性恐怖症です。 まず最初に書かなくてはいけないのはいなり寿司食べてるシーンエロ過ぎだろー!て事。 CGも食べ方もエロイ。ってかあれじゃ食べ辛いだろ(笑) このキャラ男性恐怖症なんすけど、結構あっさり克服(あれは克服と言っていいのか微妙なとこだけど)して拍子抜けでした。 シナリオ短いせいもあるんだけど、もうちょい克服までの紆余曲折あっても良かった気がする。 それと他キャラがその為に絡んでくる展開にしても良かったかもしれないですね。 個別は終盤呆気に取られて終わった感じが。 ちなみに自分は藤花より鈴のが好きです 白沢佐久夜 CV:まきいづみ 牛の妖怪。人間にも見える姿を取って生活しています。 巨乳です。巨乳。ぶっちゃけそれ以外とくに見所とかないです。 というか自分は眼鏡キャラは嫌いなんで、必然的に彼女も好きではないキャラ。 他ルートでは出てこなかった筈ですし、結構影は薄いです。 瀬織 CV:深井晴花 橋姫。主人公の近所の橋の下に住んでます。 暴力女。主人公は別にいいんですが、千鶴美に対しても容赦なく蹴りやらいれてきます。 流石に笑えないです。主人公にしてる時はもっとやれやれ、と思ってはいたんですがね。 個別は驚くくらいあっさり終わりました。 一瞬自分寝てたか?と思ったくらい。 イソラ CV:水鏡 河童。主人公の幼馴染で昔はよく遊んでいたようです。 河童は自由に性を変えられるようで、物語序盤部ではイソラは男。 途中から主人公の気を引くために女になります。 もうちょいイソラの嫉妬シーンが見たかったなぁ。 やっぱりここでも他キャラとの繋がりの薄さがネックになった感じっすね。 ちなみにえっちぃシーンは女性時にするので心配してる方は安心してください。 千鶴美 CV:金田まひる なんの妖怪かは不明。主人公のことを慕っています。 完全に中の人に助けられたよな、と思います。 金田まひるさんじゃなければ、きんたじゃなければ、自分は途中で投げてた。 だって主人公や瀬織に暴力振るわれてるんですもん。 でも中の人の演技でそれにも耐えられた。 そんな訳で自分の中での金田まひるさん評価は高いです。 ・・・アレ声優さんの評価してた。 千鶴美の主人公に物をあげるシーンは破壊力抜群です。 このCGを見て何も感じない人がいるのか?と思わず考えるくらい。 可愛すぎる。そしてその後に貰った物を捨てる主人公にはもの凄い勢いで殺意が沸いた。 個別は微妙。というかエピローグなかった気がするんすけど、読み飛ばした訳じゃないよね? 瑞原穂波 CV:安玖深音 人間。主人公の同級生で妖怪好きです。 いやはや参った。マジで書くことないです。 一応攻略可能なんですが、山場もなにもなく終わります。 その変わりえっちぃシーンは美影に次ぐ回数。 そっち要員すか。ってかこのキャラ攻略した時はミッシングブルーみたいな設定か!?と思った。 実際は違ったわけですが。とりあえずこのキャラには期待しないほうがいいです。 |
キャラデザ |
総CG枚数は83枚。日常シーンのCGが少ないように感じます。 キャラによってはえっちぃシーンのが多いし、もっと日常シーンのCG多くても良かった。 立ち絵のパターンは少なめ。服装も穂波以外は美影が微妙に変わる程度。 出来自体は問題なし、というより割りと好きなんで、次回はもっと日常シーンのCG多めでお願いします。 |
音関連 |
曲は全部で24曲(OP曲とED曲は音楽鑑賞にはないっぽい)。 ボーカル曲はOP、EDの2曲。OPは電波っぽくて正直作品に合ってないです。 EDはOPと違い普通。OPのインパクトが強く印象に残らない。 BGMはそこそこ。 声優さんはかなり良いです。 というかこれの為に買ったような物。 ここだけはベタ褒め出来ます! まぁ1人で別キャラ演じてる方がいたのは多少微妙な気分になりましたが、気にしません。 |
実用シーン |
総シーン数19。美影4(3)、幸子2(1)、藤花2(2)、瀬織2(1)、佐久夜1(1)、イソラ2(2)、千鶴美1(1)、鈴1(1)、穂波3(3)、みどり1(1)で、名前の横がそのキャラの総シーン数で括弧内のが本番の回数です。 キャラが多いせいか半数以上が本番1回だけとなっています。総シーン数だけみると普通くらいなんですが、1回しかないキャラが半数以上だと不満に思えてしまう。 尺も短めですし、微妙。あまり期待しないほうがいいですね。 |
総評 |
声優さんとキャラデザは良かった(枚数は不満だけど)けど、それ以外は微妙。 キャラも思ったよりは良くなかったですし、出来はイマイチな感じですね。 個別は短いので、そこに不満を思う方は結構いそう。 気になる人はプレイ前に体験版やってゲームの雰囲気を掴んでから、どうするか決めた方がいいかと思います。 |
評価点数62点 |
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