さくらビットマップ


シナリオ システム キャラ キャラデザ 音関連 実用
5点 8点 7点 8点 8点 7点


シナリオ
いつものHOOKだった


プレイ時間は共通30分、個別2時間。おまけシナリオ等も合わせ、総プレイ時間は11時間。

共通が短め、個別も短めな作品。共通シナリオは各キャラの顔見せ程度で、終盤にキャラ選択肢をいくつか選んで個別にすぐ分岐します。
シナリオはのんびりとした、田舎を舞台にした作品らしいものとなっています。
日常シーンはギャグをちょっと交えつつで笑えるとこがあり、それほど悪くはないかと。
親友キャラの女性キャラからの嫌われっぷりは普通に笑えましたし、性転換パッチを当てた状態ですと更に笑えますね。
テキストは変わらないのですが、親友が女性化しておっぱいおっぱい言ってる姿はシュールですよ。
しかも、かなりの美少女。正直、全キャラ中で一番好みのキャラ絵なんですが。
おまけシナリオでいいから攻略させて欲しかった・・・。

個別シナリオは攻略キャラと関係のあるサブキャラは出るのですが、他の攻略キャラ達はほぼでなくなります。
どのルートも中盤辺りで恋人になり、終盤にちょっとした山場で終了(山場がないキャラもいます)。
共通では気にならないのですが、個別になると展開の速さが気になります。
付き合う過程もそうですが、何より終盤の山場部分。唐突に問題が発生するルートばかりなのですが、唐突な上展開が速いのでついていけないです。
その展開はないだろー、と思っている間に終了という。その展開に入る前置きがあれば良かったのですが・・・。
結果として、特に山場らしい山場のない小春、璃子シナリオのが面白かったということになってます。

設定部分で気になった点として、主人公が暮らしている町は男子が産まれにくいという部分。
主人公は久々に産まれた男なのですが、学園には普通に主人公以外にも男がいます。
恐らくは別の町で産まれ、その後に越してきたんでしょうが、でも結局主人公と同年代の男キャラ出すのであればこの設定はいらないのでは。
一応、過去にこの設定の為、捨て子とか言われてしまい、実はヒロインも似たような体験を過去にしていたということで主人公とヒロインの距離を縮める役割を果たしていますが、それ以外では機能せず。
この程度の扱いであれば、わざわざ入れるような設定ではないよな、と。ちなみに、男子が産まれにくい理由はノーマルエンドで判明します。

日常部分は楽しめないこともなかったのですが、展開についていけない事が多くイマイチに感じました。
イチャイチャ部分もあまりないですし。個人的にはもっとイチャラブ部分があればなぁ、と。
キャラは悪くなかったですからね。
システム
CG鑑賞、音楽鑑賞、シーン回想、EXストーリー、コイン王女の間があり。
EXストーリーは坂崎さん、みどりのおまけシナリオで、コイン王女の間はクリアする度に貰えるコインの枚数に応じて特典がゲット出来ます。
タイトル画面を好きな攻略キャラ専用に出来るプチオンリーワン機能は良いですね。
スキップは速い。
キャラ
水原 小春
CV:松田理沙
主人公の幼なじみ。天然キャラ。
家事が得意で、主人公宅の料理は彼女の担当。
とんでもない行動に出て周りを唖然とさせることが多々あります。
シナリオは派手さはないけど、田舎町らしい人々の温かさを感じられるものでした。

桧山 璃子
CV:松永雪希
主人公の義妹。弓道部に所属している。
主人公に対し、厳しい物言いをすることがありますが、別に嫌ってるということではないです。
子供の頃の璃子が可愛いかった。いや、別に成長した璃子が可愛くないということではないのですが。
シナリオは一番平坦。終盤で親が出てくるんだろうな、と思いましたが結局現れず。
帰ってくる言ってたのに。

泉道 ゆのか
CV:青葉りんご
主人公のもう一人の幼なじみ。旅館の娘。
ツンデレキャラで、主人公によくちょっかいをかけてきます。
そしてその度に泣いたり、照れたりと大忙し。
不幸ノートというものに主人公への悪口を書いてます。
シナリオは終盤が唐突な展開で、えー、となりましたが、最後のカメラの前でめっちゃ恥ずかしそうにしている姿を見てどうでもよくなりました。

南条 千鳥
CV:篠原ゆみ
主人公達の先輩。合気道の達人。
普段は落ち着いた物腰柔らかな方なのですが、エッチな話題になると問答無用で投げ飛ばしてくる人。
ただ自分の着替えシーンを見られた際には動じず。個人的にはこういうとこで恥ずかしがってくれると嬉しいのですが。
シナリオは小春、璃子に次いで山場が薄かったですが、キャラは好みだったのでそれなりには楽しめました。

室戸 鼎
CV:みる
主人公のクラスメイト。神社の娘。
無口なキャラで、開始当初は誰とも口を開きません。
表情の変化も乏しく、最初の方は冷たい態度。
でも個別では、そんな彼女の照れた姿とか見られ、こういうキャラにも弱い自分は顔がニヤケてしまうのを止められなかったです。
シナリオは山場に繋がる前置きがあったのは良かったのですが、掘り下げ不足だったのは残念。
挿入歌も流れ、良いシーンぽいのですが、感情移入が非常にし辛く、冷静に「いや、危ないから」というツッコミをしてました。
もう少し、祖母と桜についてのエピソードがあれば違ったと思うのですが、あの程度の掘り下げでの展開では逆に白けます。
キャラデザ
総CG枚数100枚。複数原画タイプ。
自分は鈴平ひろさんも原画担当の一人にいるということで、今回買いました。
それぞれのキャラ絵は可愛かったり、綺麗だったりと良い感じ。
ただ、ゆのか担当している原画さんはちょっと安定感に欠けていた印象。
いくつか気になる絵がありました。
音関連
曲は全部で34曲。ボーカルソングは3曲。
どの歌も良いとは思うのですが、個人的には挿入歌はいらなかったような。
浮いてるなぁ、と殆どのルートで感じたので。
BGMも良い、アイキャッチで流れるのが特にお気に入りだったりします。

声優さんは最後まで璃子の声に慣れなかったり。
嫌いな方ではないのですが、キャラの見た目と合っていないように思えてしまって。
実用シーン
総シーン数23回。サブの坂崎さん、みどり、コイン王女が1回ずつで、メインキャラは4回となっています。
尺も質も普通くらい。内容も特に変わったようなものはなく、パイズリがちょっとあるくらい。
あぁ、後は千鳥のシーンにフェラで起こされるというシーンがありました。
サブにもシーンがあったのは良かったです。
総評
前作があまりにもアレすぎたので、今回どうなるかと思いましたが、いつものHOOKで一安心。
っても別に楽しんだ訳ではないですが。のんびりとした作品、まぁいつものHOOK作品の事なのですが、その辺りが好みであれば楽しめるんじゃないかなぁ、と思います。
評価点数70点
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