シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
7点 | 6点 | 7点 | 8点 | 8点 | 6点 |
シナリオ |
時空を超えて君と世界を救うADV プレイ時間は15時間程。各シナリオをクリアする度にシナリオが追加されていくようになっています。 デート編というシナリオをプレイすることにより、ジゼル、ゲルダ、アネットの3名と恋人になれますが、本筋の話とは分かれています。 本筋の話には分岐はありません(選択肢でのバッドエンドはありますが)。 ジオグラマトン、ツヴァイウォルターに次ぐ3作目。今回も過去作との繋がりがあります。 クロスオーバー展開に自分はテンション上がりまくり!これについては後ほど語るとして、シナリオは過去作同様にロボ物。 シナリオは初回はジゼル固定で、その後ゲルダ→アネット→麻奈→デート編、ミッシングリンク1と2→ファイナル、の順に開放されていきます。 最初にも書いたように、本作は一本道で、その中に各キャラの個別が入る作りとなっており、各シナリオをクリアすると、タイトル画面に戻り、新しくシナリオが開放されるように。 で、ジゼル、ゲルダ、アネットの3名のシナリオでは、恋人同士にはなりませんが、ヒロインは主人公に惚れ、主人公自身も好意を持つという流れとなっており、ここら辺、気になる人はあまり良い気分はしないかと思います。 後は序盤の主人公は駄目な人は駄目そう。俺が勇者かよ、やったね!的な感じなので。 まぁ、それは最初の方だけで、進めていくとマシになります。大きく成長を遂げる、ということはないけれど、それなりに成長はします。 シナリオ中身は、普通の学生だった主人公が、現代、異世界、未来の3世界を渡り、世界を救うため、最終的には宇宙全体を救うために戦うというもの。 正直、ジゼル編クリアするまでは、これ外れっぽいなぁ、と感じてましたね。 まず、日常シーンは面白い部分はありますが、大部分がつまらない。クリックするのも億劫なレベル。 そもそもからして、シナリオがつまらない。異世界に飛ばされたのに、その世界について語ることなく、そのまま話が進んでいくので、ついていけない。 盛り上がる部分も皆無。これでは外れだな、と思っても仕方ないこと。 しかし、ジゼル編のラスト、いままでつまらないなぁ、と思っていたのが一変。おいおいおい、マジかよ、という展開。 こっからどうすんの?と先が知りたくなり、面白くなってきます。ゲルダ編でのバルトロメウスとのやり取りには、涙。 報われなさすぎだろ・・・。 と、ゲルダ編からは、そこそこ面白くなってくる訳ですが、相変わらず日常シーンはつまらない。 どう考えてもテキストがイマイチすぎるのが原因。必要最低限の仕事はしてますよ〜、レベルなんですよね。 あまりにも淡白なテキストで、シナリオ展開では盛り上がっても、テキストで盛り上がることはありません。 テキストがもっと頑張ってくれれば、序盤の展開にも楽しめる部分が出てきただろうに。 この点は非常に悔やまれます。 テキスト部分は残念なとこですが、シナリオ自体は進めていくと、どんどん面白くなっていき、麻奈編で面白さは頂点に! 過去作やっていた方なら、大半の方は盛り上がるかと思います。少なくとも自分は盛り上がりまくりでした。 なんとなく予想はしていたんですけどね、でもやっぱりクロスオーバー展開は素直に嬉しかったです。 クロスオーバー以外にも、世界の秘密、主人公と麻奈について、そして敵の正体、といろいろと分かり、テンション上がりまくり。 いやぁ、本当に盛り上がりました。 そしてファイナル。物語のラストを飾るシナリオですが、麻奈編程ではないにせよ、これも盛り上がります。 ラストの展開は、別の形も見たい、という気持ちもありますが、個人的には良い余韻の残る終わりだったと思いますね。 最後まで戦闘はいまひとつ盛り上がりきれませんでしたが、シナリオは終盤でのクロスオーバー等があり、結構面白かったです。 |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あり。 スキップはそれなりの速さなのですが、既読の文章の筈なのに、未読扱いされることが何度かありました。 後はデート編で途中終了が。一度ゲームを終了すると続きが見れるようになりましたが、こういうバグはやめて欲しいです。 |
キャラ |
鋼 麻奈 CV:民安ともえ 主人公の妹。とりあえず、キャラ紹介読んで、不安を抱いたのは自分だけではない筈。 兄のことはかなりうざいと思っている、イケメン好き、とあるんですもの。 実際は序盤は、まぁ、多少鬱陶しく感じてるんだろうな、と思うものの、普通の兄妹の図ですね。 イケメン好き設定については、なんであるんでしょうかね。特にシナリオ中で触れることもなかったような気が・・・。 まぁ、機能してなくていいんですけどね! 麻奈編での可愛さは異常。序盤での主人公への接し方とは大違いで、街中で腕組んで歩いてくれたり、お弁当作ってくれたりとか! 主人公への献身ぶりはかなりのものですし、キャラの中では一番好きですね。 それだけにエロがないのは残念。まぁ、主人公にとって、麻奈は大切な妹なのだからエロに流れないのは仕方ないのでしょうが。 それでも見たかったなぁ。 ジゼル・オリンピアダ CV:五行なずな ファンタジー世界のお姫様。学生状態の時の見た目は大人しい感じですが、結構普通に話します。 姫様状態の見た目はかなり好みですね。胸が凄すぎ(笑)。 キャラ自体は好きでも嫌いでもないですね。正直なとこ、アルと幸せになって欲しいです。 ゲルダ・ゼセブラント CV:神月あおい ジゼルと同じ世界の住人。 かなり強気な性格ですが、ムカつくとかいう事はなかったです。 というか主人公への献身ぶりが・・・。麻奈に次ぐ献身ぶり。 ここまで尽くされてしまっては、意識するな、というのが無理な話ですね。 アネット・ガブリエル CV:藤森ゆき奈 未来世界の住人。眼鏡状態の時の見た目はイマイチですが、眼鏡を取り、髪が伸びてる姿は超可愛いです。 ありがちな展開ながらも、終盤のヨハンには涙が。こういう話には弱いです。 |
キャラデザ |
CG枚数はロボットとかのも含めて413枚。差分も合わせると675枚。 出来は相変わらず、ロボデザインがあまり良くない。いや、前作、前々作に比べれば、良くなってはいるのですが、これに乗りたいか?と問われれば自分はノーサンキューですね。 やっぱりこの手の作品には、自分でも乗りたい!と思わせるレベルのロボットが出てきて欲しい。 キャラについては、好きな絵柄ではないですが、悪くないと思います。 |
音関連 |
曲は全部で16曲。ボーカルソングは1曲。 最初聴いた時は、イマイチだ、という感想だったのですが、何度も聴いてるうちに、だんだんと好きになっていく不思議。 スルメのような曲か?BGMは少ないながらも、良かったと思います。 特にメインテーマが好き。 声優さんも良かったです。主人公はクライマックスシーン限定で声あり。 この人なら全編声ありでも良かったですね。 |
実用シーン |
総シーン数9。ジゼル、ゲルダ、アネットの各3回。 麻奈はなし・・・orz 絵は結構エロく感じれましたが、内容自体は薄くはないけど、濃くもない。 つまりは普通です。元々期待はしてなかったので、これくらいで問題ないのですが、しかしエロシーン見るまでに10時間以上かかるとは・・・。 まぁ、本筋に絡めるのは無理な感じなので、仕方ないんですけどね。 |
総評 |
3作目にして完結編、なのでしょうかね。 思っていた以上に楽しめました。過去作やってなくても大丈夫ではあるのですが(麻奈編は置いてかれる可能性があります)、やっておくとより楽しめます。 もしFD出るのであれば、麻奈のエロシーンを激しく希望!(←しつこいな、おい) |
評価点数75点 |
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