シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
5点 | 7点 | 7点 | 7点 | 7点 | 5点 |
シナリオ |
ナイショのドキドキ学園ラブコメADV プレイ時間は共通1時間。個別が2時間〜3時間の総プレイ時間は9時間程度。 落書から書いた人物のその時の気持ちを読むことが出来るようになってしまった主人公のお話。 共通シナリオはかなり短めで、体験版バージョン2でプレイ出来る範囲が共通シナリオとなっています。 共通短め、個別が長め、ということにより攻略キャラ以外との交流が少なめ。 何故かというと、このゲームは落書を探す落書探索同好会に主人公含めた攻略キャラとサブキャラが在籍(在籍してないサブキャラもいる)されているのですが、部活の際は2人1組となってしまうため。 主人公のパートナーとなるキャラは当然ながら攻略キャラの誰かのため、必然的に他キャラとの交流がなくなってしまいます。 その為、部活設定が上手く活かせていません。本来こういう部活設定ってみんなと協力して何かをしたり、みんなで集まって遊んだり、ただ話したりといった場になる筈なのに、このゲームにはそういう部分が欠落しています(あるにはあるが少ない)。 プレイ前は主人公の落書から気持ちを読む能力を使い、書いた人物に対し、みんなで何かしらするのかと思いきやそんなこともなく・・・。 そもそもこの能力設定自体あまり有効に活用出来てるかと問われれば、うーん、と首を傾げてしまいます。 なんせ本筋にこの能力が関わるのは美登里のラスト、吟雪シナリオで少々というところですから(亜依シナリオでも本筋に絡むっちゃ絡むが本気でどうでもいい。)。 どうせなら上でも書いたように、この能力を使い、書いた人物に何かしらの行動を取って欲しかった。 そうすりゃ必然的に他のキャラの出番も増えるだろうし、無意味な落書探索パートも多少はやりがいが出てくるので。 無意味な落書探索パートと書きましたが、本気でこの部分はなんとかして欲しかった。 このゲームには部活の活動で落書を探す為にマップ移動画面にシフトするのですが、この頻度が結構多め。 最初のうちは見つけた落書を見るのが楽しいのですが、本筋に全く絡まないは、シナリオの流れが妨げられるはで嫌になってきます。 というか明らかにおかしいだろってタイミングで探索パート入れるのは勘弁してほしかった。 後は吟雪シナリオの終盤の落書パートはマジでいらない。 落書見つけられないのにこのパートをやらなくてはいけないなんて、こんなに意味のないことはないですよ!? まるでマップに攻略キャラ1人しか表示されないのに、何度も選ばなければいけない某ゲームのよう。 これらの設定以外にも上手く扱えてないものがあります。 それは部内恋愛禁止、学園全体での恋愛禁止という設定(学園全体のほうは美登里シナリオにて出る)。 これがある所為で恋人同士になってから驚く程に萌えイベントがなくなります。 ジャンルの為なんでしょうが、だとしたらもう少し上手く扱って欲しい。 正直ドキドキなんてしませんし、フラストレーションがたまるだけ。 何度も何度も、いい雰囲気になる→邪魔が入る、を繰り返されりゃそらフラストレーションもたまります。 というように全体的に設定が上手く扱えてないです。 むしろシナリオの阻害になっていて楽しめる部分まで消す始末。 ここまで不満しか書いてませんが、美登里以外は終盤の展開に目を瞑れば結構いい感じの萌えゲーです。 亜依なんてバカップルぶりがツボでしたし、吟雪は不器用な面や性格がツボでかなり萌えられました。 美登里は正直合わないキャラですが、幼馴染属性がある人なら萌えられるかもしれません。 シナリオも設定さえ気にしなければ問題ないですし(美登里シナリオは別。あれは無理)。 まぁ、それだけに設定の足かせっぷりが残念なんですがね。 |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞、落書鑑賞あり。落書全コンプするとSpecial Galleryが追加されます。 これにはスタッフコメント、サウンドコメント、声優コメントの3つのコンテンツが見れます。 スキップ速度は普通。次の選択肢まで飛ぶ機能があります。 ただ次の選択肢まで飛ぶのは一度クリックしないと終了されないのは微妙。 バグもありますが、それほど気にするほどでもないかな。 まぁ午後2時すぎなのに夕焼け背景なのは気になりましたが、きっとこの地域は日没が早いんでしょう。 |
キャラ |
桜庭 亜依 CV:草柳順子 主人公の後輩。極度に緊張?すると気絶するというスキルを持っています。 初っ端の出会いで事故ながらキスしてしまい、その所為で、序盤はお互いそのことで意識しまくり、なかなかうまく会話が成立しません。 主人公にブレスレット買ってもらって、嬉しいそうにしてる姿が可愛い。 そしてフリとはいえ恋人してる時の初々しさがものすっごくいい! シナリオは本物の恋人になってからの、メールのやり取りとか良かったですねー。 少し会えないだけでも寂しがったり、萌えます。 ただ、中盤辺りからの展開がなぁ・・・。部活内恋愛禁止という設定が悪い方向に働いてますね。 千房 美登里 CV:風音 幼馴染で家がお隣さん。 ウザい。かなりウザいです。共通は問題なかったのですが、個別での彼女はすっげーウザい。 幼馴染なんだから恋愛感情持つのはありえないとか・・・理解不能です。 途中まではなんとか好意的に捉えましたが、主人公に平手かましたとこで我慢の限界を超えました。 主人公もどうかと思いますが、あれはねーよ。感情爆発させて周りに迷惑かけすぎ。 いやそれ以前にシナリオが駄目すぎる。全然全くこれっぽっちも萌えがないとかどういうこと? 恋人同士になると萌え部分がほぼなくなるこのゲームにおいて美登里シナリオは恋人になる前から萌え部分がないです。 ほぼシリアス的な展開。終盤の鈴子と嵩雅が付き合う展開なんて無理ありすぎ。 どう考えてもその後の紫との対決シーンへ持っていくため、無理やり付き合わせた感がありありです。 吟雪シナリオではこのキャラの軽率な行動の所為で吟雪と主人公の仲が一時的にしろ悪くなるし、ろくでもないキャラでした。 白鐘 吟雪 CV:楠鈴音 落書探索同好会の会長。 ちょっとキツイ性格ですが、共通の一部や個別ではギャグキャラとして活躍します(主に身体を張った)。 蜘蛛が超苦手で、部室での蜘蛛騒ぎや吟雪の家での蜘蛛騒ぎ等は笑えます。反応も普段とは違い、怯える姿が萌えますし(別にSな訳じゃないですよ?)。 後は主人公の着替えを見てしまってからの会話もいい感じにテンパっていて笑えますね。 落書が喋りだす設定が吟雪の不器用さを伝えるのに一役かっています。 あの不器用さには萌えますね。弁当どうやって渡そうかでアワアワしてるのがとんでもないレベルで可愛い! シナリオはこの作品の中では一番楽しめた。他の攻略キャラとは違い、このキャラは主人公に対し、あまり良い感情を持ってないのですが、それが良かったです。 このゲームには他人の気持ちを知るというテーマがあるのですが、そういう意味でこのキャラと主人公の関係はテーマにうってつけ。 お互い理解出来ない為に序盤は言い合いの応酬なのですが、徐々に互いに理解をしようとし、努力していく様は見ていて気持ちがいいです。 そして更に途中で吟雪が主人公宅にとある理由から一時的に住むことになるのですが、これも良かったですね。 1つ屋根の下で生活すれば当然お互いに合わない部分が出てくるわけで、当然そこでまた言い合いが発生してしまうんですね。 でもそこから徐々にお互いに合わせたり、悪いとこを指摘し、改善していったりと個人的に好きなシナリオ運び。 まぁ、展開自体は早いという不満点はありますが、長々とやられても困りものなので別にいいでしょう。 萌えに関しても上で語った以外に、中盤以降、主人公を信頼し始め、笑顔を見せてくれたり、甘えてきたりといい感じ。 終盤の主人公のことを考えてる吟雪視点でのイベントなんてもう・・・!!!たまりません! 他シナリオ同様に終盤の展開は微妙ですが、吟雪に結構萌えれたのでまっいっか、という感じです。 |
キャラデザ |
CG枚数は62枚。少ないですが、攻略キャラが3人なのを考えれば・・・納得出来ませんね。 ただこの枚数はカットインCGや落書は含めてないので、それも入れればそれなりには。 差分もこの手のゲームでは結構多いほうです。 出来は一部違和感があるもののそれ以外は問題なし。 |
音関連 |
曲は全部で24曲。ボーカルソングはOP曲の1曲。 特に好きでも嫌いでもない歌です。 何故か音楽鑑賞にOP曲がないのですが、なんで? BGMは普通。普通すぎて印象に残りません。 声優さんは問題なし。 |
実用シーン |
総シーン数は15回。各キャラ5回ずつです。 内容は普通。フェラ、美登里にだけパイズリ、吟雪に1人エッチがあります。 後は普通に挿入してるのだけ。 尺はやや短め。ほとんどのシーンで外出しなので中出し好きな人には微妙な感じになっています。 質もいいわけでないし、そもそも終盤までエロが見れないのは・・・。 終盤に一気にやりすぎです。これなら回数3回くらいにし、1回の尺を長くしたほうが良かった。 |
総評 |
設定が足を引っ張ってる箇所がありすぎ。 萌えゲーとしてそれなりに楽しめた部分もあるだけにこの部分は残念です。 フルプライスとして考えるとボリュームも不満ですし、微妙な作品でした。 |
評価点数63点 |
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