シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
6点 | 8点 | 7点 | 7点 | 8点 | 5点 |
シナリオ |
心、つなぐ場所―― プレイ時間は共通3〜4時間、個別は1時間ちょっと。 総プレイ時間は9時間くらい。 天涯孤独の身である主人公。親戚の家の厄介になっていたが、進学を機に一人暮らしを始める。 そこは日向ハイツと呼ばれる古いアパートで、主人公は家賃を安くしてもらう代わりに管理人のお手伝いをしていた。 そんなある日、アパートの管理人が暫く留守にすることになり、主人公は管理人の代行を務めることに。 すぐに帰ってくるだろうと思っていたものの、一月、二月経っても帰ってこない。 連絡する手段もなく、一ヶ月に一度、向こうから手紙がくるだけ。 その手紙には毎月の目標が書かれているのみで、他にはなにもない。 そしてまた、今月も手紙が。そこには「妹の面倒をしっかり見ること」という簡潔に書かれているものだったが、主人公の頭には疑問符が。 それもそのはず。彼は天涯孤独の身。妹どころか父も母もいないのだから。 一体どういうつもりでこの手紙を書いて送ったのか?その疑問は数日後に明らかに。 アパートに、妹を名乗る子が現れることによって。 という感じの始まり。始まりって言っても、妹が登場するまで若干の間があるのですが。 話の主な舞台は主人公達が暮らす日向ハイツで、学園生活っていう部分はあまり多く出てこないです。 学園行事(体育祭とか)もないですしね。アパートを舞台に展開される話だと思ってください。 シナリオの出来は思っていた程悪くなかった。 キャラ同士の掛け合いが良いとか、テキストが笑えるっていうのはあまりないですが、ダラダラとした展開はなく、最後までダレることなく読むことはできます。 共通部分は、新米兄妹のぎこちないやり取りとか、住人との間で起きるトラブルとかで進みます。 正直、共通部分はあまり面白さを感じることなく進んでいきましたね。キャラにしろ、掛け合いにしろ、イマイチ面白くなくて。 共通山場部分の展開にしても、「えー」という感じですし。 もう少し読み手側に、日向ハイツが主人公達にとってこんなにも大切な場所なんだっていうのを描いてくれていれば良かったんですけど。 共通で日向ハイツの問題が片付くと個別シナリオへ。 正直、共通の展開から、個別めちゃくちゃ短いのでは?と思っていたのですが、その予想よりは長い。 いや短いんですけどね、ただ20分程度で終わってしまんじゃ・・・?と思っていたので。 内容は個々が抱えてる問題とかそういった話ですね。 内容自体は普通で、特別面白い!ってことはないのですが、個別でのヒロインはどの子も可愛いかった。 共通段階ではキャラはそんな良くもないかなぁと思っていたので、これは嬉しい誤算。 キャラ同士の掛け合いも、個別と比べ良くなってましたし、個別は結構楽しめましたね。 内容は普通とはいえ、ほっこりするような話が多めで気分良く終えられますし。 不満な部分は、キャラのバックボーンの語られなさというか底の浅さ。 この人にはこんな過去がありました、みたいな話があると思っていたのですが。 こういう一つのアパートを舞台とした作品って過去部分も重要だと思うんですよ。 いろいろあって日向ハイツに住むことになったとか、過去に起きた問題が今になって再浮上してくるとか。 人に歴史ありというか、住人1人1人にも歩んできた人生があるわけで。 そういう問題を解決し、キャラの過去を知り、より一層住民達の絆が増すっていう展開があっても良かったんじゃないか、と。 特にこの作品は、絆だとか家族だとかを重視している作品な訳で。 底が浅いキャラ達で残念でした。 |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞、イベント回想あり。 イベント回想は見たいイベントが瞬時に見れるので便利ですね。 いつも通り、戯画のシステムは使い勝手がよい。 スキップは早めで、次の選択肢まで飛ぶ機能まであります。 |
キャラ |
八乙女 舞 CV:真中海 主人公の妹。母親が死去し、一人暮らしをしていたが、そこに主人公が兄であることが書かれた手紙が送られてくる。 兄がいる事を知った彼女は、主人公が住む日向ハイツを訪れることに。 家事が得意で明るい少女。日向ハイツを訪れてからは、主人公と同じ部屋に住むことになります。 初登場シーンの「アナタが舞のお兄ちゃんですか」という部分にニヤニヤ。 新米兄妹の彼女と主人公の関係は当初ぎこちないものですが、薄いながらも兄妹になる過程が描かれています。 個別シナリオは安易な展開だとは思ったけど、まぁこの作品ならこれでいいかなと。 梶原 雛 CV:みる 主人公の幼なじみ。ドジなキャラで、ボケボケな行動が目立つ。 主人公が朝起こしにきた際に、下着姿で出迎えたり、着替えたと思ったら水着だったりと。 なつきの事を「なっつん」と呼び、その度に「なっつんなんていない」と言われています。 このやり取りは好き。主人公の幼なじみですけど、あまりそうは感じない。 特に過去の事が語られるわけではないからなぁ。 仲の良いクラスメイトで一緒のアパートに住んでるキャラって感じですね。 鷹司 薫子 CV:韮井叶 主人公のクラスメイト。ヒロインの中では唯一アパートに暮らしていない。 お嬢様で、高飛車気味なキャラ。厳しいことを言ってきますが、自身も努力することを忘れないっていうのは良いですね。 主人公との出会いのイベント、そしてその後のやり取りの話には笑ってしまいました。 あまりにも噛み合わなさすぎて。個別でのデレデレ薫子可愛かったです。 藤乃 なつき CV:神村ひな 主人公のクラスメイト。委員長を務めていて、主人公には委員長と呼ばれています。 感情を表に出すことがほとんどなく、クールな印象のキャラ。 でも、内緒で飼っていた烏骨鶏が主人公達にバレた際には、なんとか誤魔化そうと鳴き声の真似をするという行動に。 普段の彼女のキャラと違いすぎて、それで誤魔化せてると本気で思ってるのが面白いですね。 個別で付き合いだしてからは、いろいろな表情を見せてくれるようになってくれて、それが可愛くて良い。 山中 文香 CV:茶谷やすら 学園の先生。死んだ主人公の両親が文香の両親と付き合いがあった為、主人公とは子供の頃からの付き合い。 その頃から主人公の事が好き。ヌイグルミが好きで集めています。 よくお酒を飲んでいるが、あまり強くはない。 泣き上戸で、酔った時の彼女はとてもネガティブになりウザくなります。 まぁ、それが笑えるんですけどね。膝枕して耳かきっていうシチュはかなり良いですね。 |
キャラデザ |
総CG枚数85枚。枚数は少なめ。まぁゲームのボリューム自体少ないわけですけど、通常イベント絵少ないので、プレイ中でも結構気になりました。 もう少し欲しかった。立ち絵のパターンも少なめなんですが、ちょい役のキャラにも立ち絵があるってのは良かった。 まぁちょい役の立ち絵よりも、ヒロイン達の立ち絵パターン増やしてよ、とは思ってしまうわけでもあるんですが。 絵は好みでしたので、出来についての不満はなかったです。 |
音関連 |
曲は全部で21曲。ボーカルソングは2曲。 両曲とも普通。BGMも普通ですね。 特に良いと思うものはなかった。 声優さんは良かったです。真中海さんの「お兄ちゃん」ボイスに何度も癒されました。 |
実用シーン |
総シーン数15回。各キャラ3回ずつです。 尺は普通よりちょい短め。質は低め。 ただ、文香のシーンにフェラが2回あった(1回は射精までいかなかったのが残念だけど)のはエロくて良かった。 茶谷やすらさんのフェラ演技はやっぱり良いすなぁ。 |
総評 |
良かったとはいえないけど、酷かったわけでもなかった。 普通すぎる作品って感じ。気分良く終えられた点は良かったと思いましたけどね。 |
評価点数68点 |
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