シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
5点 | 6点 | 7点 | 6点 | 7点 | 4点 |
シナリオ |
やっぱりテキスト合わないな プレイ時間は共通が5〜6時間で、個別が2時間ちょっと。 総プレイ時間は17時間前後。 コスプレが趣味の両親の子供として育った主人公は、幼い頃からコスプレをさせられる生活を送っていた。 そのような生活にも嫌気がさしていた主人公だが、両親の渡米を切欠にその生活ともお別れ。 晴れて自由の身となった主人公は双子の妹との2人生活を始めることに。 そんなある日、進学先の下見に妹と共にオープンスクールに参加した主人公は、そこで演劇部の出し物を見、ある女性に心奪われることになる。 その女性の服を仕立てたい!という思いを抱いた主人公は、その学園に入学を果たす。 しかし入学したのはいいが、演劇部は既に廃部。探していた女性、爽乃を見つけても人違い、主人公が探しているのは卒業してしまった自分の姉だという。 そんな事を言われても信じられない主人公は、演劇部を復活させ、もう一度爽乃を舞台に立たせようとするのであった。 というのが、序盤の流れ。そこから部員を集め〜、という想像に難くない展開です。 ただ、演劇部分の端折っぷりは予想外。本番前の練習描写等はあっても、本番舞台は一瞬しか存在しません。 驚きです。特に山場らしい部分もなく、ただ淡々と物語が進みます。演劇初心者ばかりのメンバーなんだから、もっとこう失敗を重ね、徐々に成長をという展開を期待していたのだがなぁ。 後、演劇部員の半数とは知りあって間もないのですが、にも関わらず信頼関係を築くイベントが特になかったのも気になります。 最後まで非協力的(自分の仕事はするけど、それ以外はやらないというキャラがいる)なキャラいるし、なんだかなぁ、と。 きっと、この作品において重要なのは、各々が内に隠している物、それを舞台に立たせるということであって、それ以外はどうでもいいのでしょう。 とはいえ、そこでも見せ場とも言える部分も割合あっさりと終わってしまうわけだが。 抱えている問題部分の描写はそれなりにあるんですけどね。 つまりは過程を重視している作品ということか。 テキストは星メモ同様に、人を選ぶ。 何度も同じようなやり取りを見させられ、何度もやめようと思った。 つまらないやり取りを何度も見させられるのは辛いですよ。 星メモの時は、シナリオが楽しめたからなんとかなったけど、今回はシナリオ自体が大したことないから、本当に辛かった。 淡々としたシナリオ展開に、同じようなやり取り。ダレますって。 なかひろさんのテキストが合わない人はスルーするのが良いかと思います。 |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞、キャラクターファイルあり。 キャラクターファイルは各キャラの立ち絵の鑑賞等が出来ます。 システム面で気になったのは、音声がクリックで止まらない点。 最後まで言い終わるか、次の音声部分まで止まりません。 システム画面での変更不可。個人的にあまりこういうの好きでないので、切り替えられるようにしてほしかった。 スキップ速度は早め。ですが、使う機会はほぼないでしょう。 だって選択肢1個で個別分岐で、その選択肢が現れるのは共通の終わりの部分ですから。 |
キャラ |
雨ヶ谷 爽乃 CV:榊原ゆい 元演劇部員。ただし本人は否定しています。 主人公や蒔をよくからかってくるのですが、その時の表情が結構好きですね。 シナリオはメインだけあって、一番良かったと思います。 他と比べて山場もあっさり終了ということもなかったですし。 舞庭 実恋子 CV:ヒマリ 主人公の双子の妹。普段は大人しい方の彼女ですが、追い込まれるとヒロイン様という別人格?(二重人格というわけではない)が現れます。 実恋子とは180度違う性格で、周りの人たちを愚民どもと言っちゃうSキャラ。 あまり出番はないですが、強烈なキャラですね。実恋子自身は、オドオドした様子がなかなかに可愛い。 爽乃、雪見シナリオでの実恋子は良かったと思いますが、本人シナリオはイマイチでした。 仙堂 蒔 CV:金田まひる 爽乃の友人で新体操部員。しかし現在は、とある理由から休部中。 爽乃に対して発動するツンデレぶりが良い感じですね。 プレイ前は、蒔の見た目がイマイチに思え、自分内好感度低めだったのですが、からかわれたり、照れる表情等で結構好きなキャラになってました。 小瀬 友奏 CV:小倉結衣 主人公のクラスメイト。脚本担当として演劇部に入部します(でも彼女の脚本は個別以外では出番なし)。 うーん、攻略キャラの中では、一番好感度低いキャラでしたね。 新の私ネタは最初の方は良かったですが、読み進めていくと鬱陶しく思えてきて。 守良 雪見 CV:雪都さお梨 主人公と実恋子の友人。主人公によく調べ物を頼まれ、その際に報酬を要求しますが、頭を撫でられて誤魔化されています。 その時の表情が可愛いっすね。このゲームの中で一番好きなキャラ。 個別シナリオで語られる、主人公との出会いの場面は結構好きだったりします。 |
キャラデザ |
総CG枚数85枚。癖が強い絵ですね。 特に蒔が。実は自分は、このキャラデザ見て買うのを迷った時期がありました。 星メモのライターだから気になるけど、絵がなぁ・・・、という感じで。 出来は悪くはないと思うんですが、画面映えしないかなぁ、と。 他のゲームに比べ、等身低めで丸みを帯びてるキャラ達なので、キャラが多く移ると、どうもゴチャゴチャしてるように見えてしまって。 良かったとこは服装パターンが多かった点ですね。 表情パターンは少ない気がしますけど。 |
音関連 |
曲は全部で26曲。ボーカルソングは1曲。 ボーカルソングはオープニングとして聞くと微妙なんですが、エンディング曲として聞くと良いですね。 BGMは普通。特にこれといったものはなし。 声優さんは問題なし。 |
実用シーン |
総シーン数10回。各キャラ2回だけ。 薄いよ、超薄いよー。端から期待してなかったけど、服装パターンが多かったので残念に思えてしまいます。 ちなみにエロシーンでも使われる服は 爽乃 制服 ドレス 実恋子 主人公が作った制服 蒔 体操服 レオタード 友奏 私服 チアガールの服 雪見 制服 ゴスロリ のみです。勿体無いなぁ。 |
総評 |
なかひろさんのテキストが合うのであれば楽しめるかもですが、自分と同様に合わないのであればスルー推奨。 過程を重視した作品で、見所とも言える部分はカットしており、テキストが合わないと辛いと思いますので。 キャラ萌えもそんなにあるわけでもないので、そっちに期待する人も厳しいかと思います。 |
評価点数57点 |
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