シナリオ システム キャラ キャラデザ 音関連 実用
3点 3点 4点 4点 6点 3点


シナリオ
地上に舞い降りた天使達の物語・・・、って天使なんていないじゃん


キャラの項目で結構ネタバレしてます。読みたくなければキャラの部分は飛ばして下さい。

プレイ時間は共通2時間、個別1時間程度の計7時間程度。

序盤はつまらない日常、個別は超展開で〆という作品。
典型的な失敗作です。

あらすじみたときから嫌な予感はしてたのですが、予想通りなシナリオ。
というか、あらすじから想像していた話と大きく違うのですが。
朔音との出会いを切欠に、さまざまな事件に巻き込まれる、って巻き込まれるのは主人公じゃなくて周りなんですけど。
そもそも朔音は空シナリオ以外では出番ないし。
朔音との出会いが全ての始まりっぽい書き方だけど、朔音出てくるのシナリオ的に終わりの部分だし、もう意味が分かりません。

共通シナリオは9月頭から10月頭までで、その間ほぼ毎日描かれます。
ダラダラと代わり映えのしないつまらないシーンがひたすら続き、初回プレイ時はいつになったら朔音出てくるの?状態。
一日の密度が低いのは救いですが、これならわざわざ毎日描く必要ないと思うのですが。
序盤で投げる人が結構いそうです。

個別に入ったら入ったで、超展開。いや、超展開になるのは分かってましたけど、わざわざこんな設定にする必要あったのかなぁ。
設定と全く関係ないキャラいたり、設定の為にむりやりいらん設定つけられたり、と正直シナリオの足かせにしかなっていないです。
設定の所為でエンディングは後味悪いものになってたりしますし。
中身は薄いので鬱になることはないですが、設定が上手く扱えてない為、終わった後にモヤモヤが残ります。

主人公は状況に流されるだけでなんもしません。
シナリオが駄目なゲームの主人公は本当になんもしないなぁ。
システム
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あり。
いろいろとシステムが駄目です。
スキップがキーボードからでないと出来ません。
タイトル画面に戻るのが不可。わざわざゲーム終了させるのは面倒です。
エンドロールがスキップしてる状態でないと飛ばせません。エンドロール突入後に飛ばそうと思っても不可。
1キャラに複数エンディングがあるのにこれは酷くないですか。
ロードしようとすると高確率でプログラムが応答しなくなります。
自分の環境だけかもしれませんが、これが一番困りました。
何度投げようと思ったことか。それとパッチ出てますが、当てるとクリアデータが消えます。
自分は残り1人というとこでパッチ当てたのですが、CGとか初期化され泣こうと思った。
セーブデータが消されるのだとばかり・・・。
もしプレイするのであれば始めに当てましょう。
スキップ速度はそこそこ速いです。
キャラ
時坂 空
CV:青葉りんご
主人公の幼馴染。序盤から好き好きオーラ出しまくりです。
鬱陶しくなるくらい引っ付いてきたり、性格が子供すぎだしで、駄目な人はイライラさせられます。
自分はシナリオのほうにイライラさせられたので、空については特になにも思わなかったです。不幸中の幸いか。
キャラ設定に主人公に対して告白することを躊躇ってる、というのがありますが、そんなことはありません。
普通に告白してきます。

結城 ありす
CV:倉本つばさ
主人公の義理の妹。料理とか得意。
このキャラのシナリオは酷かった(良いシナリオなんかないけどね!)。他では特に何もしない主人公がこのシナリオでは行動を起こします。ユーザーに対して。
言うこと聞いてくれません。こっちはありすと恋人になって欲しいのに、個別入った直後に何故か空と付き合い始めます。
その後、ありすが告白してくるのですが、空の方が好きだと言い、告白を断るという・・・。
しかも後味の悪いエンディングだし。もう片方のエンディングではありすと恋人になるのが救いではあるのですが、しかしこれ選択肢おかしくないか?
一見ありすよりの選択肢なのに、そっちを選んでいくと空の方が好きだと言い、逆に空よりの選択肢を選んでいくとありすの方が好きだという。
ツンデレ選択肢か?やめてください。

北条 りえる
CV:宗川梗
主人公の先輩。いろいろ出来る有能な人。
この人が攻略キャラの位置にいるのがまるで理解出来ません。
全く設定と関係ないのですが(ありすもそうだけど、設定に振り回されているだけマシ)。
一応生き物?の心が読めるという設定があるのですが、わざわざそんな設定つけた意味皆無で、メインの話には悲しいくらいに関わってきません。
個別に入らないと出番すらほとんどなしという扱いだし、不遇すぎる攻略キャラ。

立花 望愛
CV:民安ともえ
主人公の後輩。捨て子です。
父親を恨む理由が理解出来ません。
母親は父親の事を理解した上での行動な訳で、それで自殺してもそれは彼女の責任、もしくは自殺に追い込んだと思われる周りの責任でしょう。
それで父親を恨むのはお門違いなんでは。まぁ、んなことは彼女にはきっと関係ないんでしょうね。

鳥居 朔音
CV:高苗ルイ
転校生。ただし、空シナリオ以外では転校してこないので出番なし。
キャラ紹介ではメインヒロインっぽいですが、実際はサブキャラ的位置づけ。
出番は超少ないです。空シナリオ以外では共通の最後のほうで出るくらいですしね。
キャラ設定にどこか陰があり物静かで人を寄せ付けない雰囲気を漂わせてる、とありますがそんなことないです。
普通に明るい。
キャラデザ
総CG枚数80枚。分かってはいましたが、出来はやはり酷い。
立ち絵はちょっとおかしいと感じる部分があるくらいですが、イベント絵は顔変わったりで笑えます。・・・笑うしかないです。
背景も酷いですね。パッケ裏のCGはマトモなの使ってるなぁ、とか思いました。
音関連
曲は全部で16曲。ただし、ボーカルソングは音楽鑑賞からは聴けません。
ボーカルソングは2曲ありますが、1曲はタイトル画面で流れてるもので、オープニングはなし。
2曲とも普通。BGMはイマイチに感じました。

声優さんは朔音の中の人に吹いた。名前見て誰だろ?と思ってましたが、あなただとは。
最近いろいろ名義作ってるなぁ。他の声優さんも結構好きな人達でこの部分には満足。
実用シーン
総シーン数13。空とありすは3回で、りえる、望愛、朔音が2回、望愛の父母のシーンが1回となっています。
空の回想はルートによってはフェラ止まりのシーンがあるのですが、別ルートでフェラの後に本番追加されたものが別の回想枠に登録されます(りえるの回想も似たようなものが登録されるので、彼女のシーンは1つのようなものです)。
なんでこんなシーンにしたんだ。尺も低いし、実用性も当然ながら低いです。
1シーンで結構CGが出るのは良かったですけどね(出来悪いけど)。
総評
まぁ、分かりきっていた出来ですよね。
萌えもない、シナリオも駄目、絵も駄目、システムも駄目、といろいろと駄目でした。
評価点数34点
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