シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
5点 | 7点 | 7点 | 9点 | 8点 | 7点 |
シナリオ |
アトリエかぐやが放つRPG第2弾 総プレイ時間はクエストをこなさずに、ひたすら本筋のみプレイの場合は40時間くらい。 クエストもこなすとおそらく50時間以上はかかるかと思われます。 自分はクエスト全制覇し、途中までマップ100%(途中で99%までしかいかなく、何処が埋まっていないのか分からず諦めた)で70時間程でした。 ちなみにシナリオは一本道で分岐とかキャラ別エンドはありません。 まぁ、こんなに長いのにキャラ別エンドとか分岐があったら発狂しますが。 シナリオは塔の最上階にある永劫の楽土を目指すだけ、という至極分かり易いもの。 最近はシナリオ重視RPGばかりですが、本作は昔懐かしい探索重視型のRPGとなっています。 比率で書くとシナリオ2対探索8、です。 故に、シナリオ重視RPGこそ至高!という方はやめておいたほうがいいかと思います。 まぁ、かぐやにシナリオ求める人がどれだけいるのか知りませんが・・・。 とはいえシナリオ目的じゃなくてもこの出来には不満に思う人がいるかもしれません。 本作、シナリオは薄いです。前作はやってないのですが、他のレビューサイトさんで前作レビューを読む限りおそらく前作よりシナリオは劣化してるでしょう。 キャラも魅力的とは言えず、悪くはないけど、良くもないよ、ってレベル。 燃え要素もなく、実は主人公に秘められた能力が!!!とかいう展開はありません。 というか主人公はエロ以外はあまり目立ちません。 能力も平凡というか、他キャラに比べちゃうと秀でてるとこがないんですよ。 よくある平均的能力の主人公タイプ。スキルもそんな感じ。 器用貧乏とも言えるが、何かしら他と比べると使える、って要素が欲しかった。というのが自分の意見。 ということでシナリオには間違っても期待してはいけません。 途中でちょっとしたイベントがあるくらいで、後は塔の最上階をひたすら目指すだけなので。 でも、ただでさえダンジョン攻略に時間がかかるのに、これでシナリオも長いと途中でやる気がなくなる可能性もあるので、自分はこんなもんでいいと思いましたけどね。 |
システム |
今回はRPG部分に重点を置いた評価をしていきます。 本作はシナリオ部分でも軽く触れましたが、ダンジョン探索型のRPG。 難易度は高め。最近のゲームに慣れてる人やRPGが苦手な人は辛いかと思います。 仲間は9人で、その中から5人を選びダンジョンを探索していくことになります。 前作はそうとう酷いレベルだったみたいですが、本作はそれに比べると格段に進歩してると思われます。 ただそれでもいくつか気になる点があるわけで、まずダンジョンが広い。 序盤から結構な広さなんですが、中盤以降はマップを全部埋めようとすると2時間以上はダンジョン攻略に費やす覚悟をしたほうがいいです(敵遭遇率を下げればもっと短縮できます)。 鍵付きの扉を開けるために、行ったりきたりしますし、この広さにウンザリする人はかなりいると思います。 自分は問題なかったですが。 2つ目に途中で強制でパーティー変更があるのですが、それをユーザーに選ばせない点。 普通であれば、交代するメンバーを選ばせるものですが、本作では勝手に選んでくれます。 弱いメンバーばかりになったら泣けるでしょうね。対策として、終盤辺りまでは万遍なくキャラを育てたほうがいいです。 3つ目はアイテム複数買いのし辛さ。1個単位でしか個数変更出来ないので、20個とか買うのが面倒です。 10個単位で選ぶことが出来るようにもして欲しかった。 4つ目は一部エロシーンを見るための条件の面倒さ。 クエストで見れる分には自分は問題ないのですが、隠しダンジョンでのエロシーン条件が面倒。 普通にボス倒すと見れるとかにすべき。 他は忍者系の複数回行動がウザかったです。まぁ、これは対策さえしとけばなんとかなりますが(それでもサルトビはキツイけど)。 昔よくあったRPGパート中心のゲームが好きな方ならなんだかんだで、最後までプレイ出来そうですが、そうじゃないとダンジョンの広さや敵のウザさに辟易し、途中で投げるかと。 システム面はCG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あります。スキップはちょい遅めですが、そもそもスキップ使う機会がほとんどないので、問題ないでしょう。 |
キャラ |
エンデ CV:野神奈々 ベルナス騎士団所属。パーティーの守りの要として活躍してくれます。 序盤は機械的な感じをさせるキャラだったんですが、初エッチシーン辺りから人間味が出てきて可愛いです。 三騎士のおっさん達も良い味出していて、最後にエンデを助けるシーンは良かったですね。 エンディングの彼女は萌えます。デレすぎ。 戦闘ではパーティーの壁役として大活躍。彼女がいるかいないかで戦況が大きく変わると言っても過言ではないです。 実際、彼女が終盤のとあるイベントで抜けてからのダンジョン攻略はかなりきつかった。 スキルではパーティーの魔防、防をあげる千剣の壁、自身の能力を上げる騎士の誇りが良スキル。 この2つでただでさえ高い防御能力が更に高くなりますし、騎士の誇りで欠点である攻撃力の低さも補えます。 ただ千剣の壁の為には使えないスキルのフルガードを上げないといけないのは難点ですけどね。 パーティーの防御の底上げしなくてもいいのであれば、千剣の壁は諦めて、騎士の誇り、ヴァルキリーにポイント振ったほうがいいと思います。 カバネ・ユエン・ホムラ CV:春日アン ホムラ帝国の姫。攻撃と魔法の両方が使えます。 見た目は割りと好きでしたね。性格も良い感じ。 初エッチ済ませた後からのアリオンへのベタベタっぷりは萌えます。 嫉妬も少なからずありますし、いいですねー。 戦闘ではイマイチ使い勝手が分からず、防御も紙なことから途中で育成を止めてしまいました。 グリシーヌ・ルフトハウゼル CV:金田まひる マギウス国の貴族ルフトハウゼル家の娘。雑魚戦で大活躍してくれます。 最初はあまり良い印象は受けてなかったんですが、初エッチ以降の嫉妬の嵐がヤバイ。 これで一気に好きになりましたね。しかしポスターが最後あんな形で活躍するとは思わなかったな(笑)。 戦闘ではワールドジェネシス=スーパーノヴァを覚えさせると雑魚戦で大活躍。 大抵の敵はこれ一発で瀕死。自身のMPを回復させるマナリンク、パーティーの魔攻上げ、スキル消費MP減少させるマナバーストを鍛えると、MP消費すら気にしなくて済みます。 これに敏捷性を装備等で上げると敵からの攻撃を受けることなく戦闘を終えられます。 魔法攻撃能力はスキル振らずともかなり高くなるので、それには振らないほうがいいです。 ミリア・サルディン CV:風華 オラシオン国の司祭。回復系のエキスパート。 正直あまり好きなキャラではないです・・・。見た目もそうですが、なんかやたらエロエロな性格なのも好きになれなかった。 エロいのは良い事だと思いますけど、このキャラはなんか好きになれないんだよな。 戦闘では回復系魔法で右に出る者なし、というくらいの使い手。 全体の状態回復や戦闘不能回復も使えますし、で使えます。 ただ自分は好きではない、という理由から途中からメンバーから外してました。 レジーナ・ノギア CV:水瀬沙季 イムニス国の警備隊見習い。サポートスキル能力に長けています。 見た目が超好きで、性格も好き。このゲームで一番好きなキャラです。 アリオンさん、と慕ってくれる姿が可愛すぎる。 しかし初期メンバーの中で一番エッチシーンが少ないのは残念すぎる。 シルヴィアのエッチシーンいらないからその分レジーナに回して欲しかったですね。 彼女は主にサポート要員として活躍してくれます。 スキルは先制率を上げる先制攻撃、敵との遭遇率を下げる警戒、回避率を上げるエスケープ、敏捷性を上げるアクセル等が使えます。 回復も癒しの香が全体効果で、魔攻の底上げスキルを誰かが覚えていれば回復要員として十分活躍出来ますし、敏捷性が高く、大抵の場合一番最初の行動なので、ピンチに陥っても回復が間に合わないという事が軽減されます。 ただ難点は状態回復スキルが1人に対してしか使えないことでしょうか。後は死者蘇生がアイテム頼りになること。 こればっかりはミリアに軍配が上がります。 まぁ、アイテムで全体に使えるのがあるのでそれで対応すればいい話ですが、買えないんだよなぁ。 援護攻撃は使えないスキルなので覚えさせないほうがいいです。 次に備えても使えるとは言い辛いですし、他スキルにポイント振るのが賢明。 ロゼ CV:こなかなみ モンスターハンター。攻撃力やHPが高め。 途中で仲間になるのですが、かなーり影薄いです。 本筋のイベントではほぼ絡まないと言って差し支えありません。 能力も防御が紙すぎるし、1つ1つのスキルレベルを高くまで上げないと次スキル覚えないのはちょっと・・・。 MP低いし、自分は使うのお勧めしません。 シルヴィア・ヴェスパー CV:深井晴花 ウィザーディア魔法学院の先生。強力な魔法の使い手。 ロゼより後に仲間になりますが、ロゼよりも出番多いです。 どうやら他作品からの参戦キャラのようですが、自分はプレイしてないのでよく分かりません。 ショタ好き設定で自分はあまり好きじゃないです。 戦闘では敵1体にのみ攻撃出来るディスインテグレートが強力。 おそらくグリシーヌのワールドジェネシス=スーパーノヴァ以上のダメージを与えます。 ただ、グリシーヌのようにMP回復スキルはないので雑魚戦ではあまり活躍しません。 全体攻撃スキルのジャッジメントも使えはしますが、ワールドジェネシス=スーパーノヴァに比べると微妙な威力です。 それにやっぱりMP回復出来ない以上、雑魚戦では連発出来ないですし。 活躍は専らボス戦でした。 ナーダ CV:井村屋ほのか 国籍不明の迷子少女。敵に対しての状態攻撃魔法等の使い手。 終盤で仲間になるので、正直あまり印象に残ってないです。 主人公達をパパ〜、ママ〜と呼んで甘えてくるのは可愛いと思いましたけどね。 戦闘ではHPが低すぎる上に火力が微妙だったので、途中で育成をやめてしまいました。 ただ回避率が高く、レベルを上げて、装備で回避率上げればHPの低さは問題なくなりそうです。 スキルも多分後になれば強力なの覚えるでしょうし。 ただ自分はそこまで鍛える気になれなかったです。 |
キャラデザ |
総CG枚数120枚。差分も多く満足度は高いです。 出来に関しても問題なし。相変わらずM&Mさんの絵はエロくて良いです。 立ち絵は表情しか変わりませんでしたが、テキストオンリーのゲームなら兎も角、RPGパート主体の本作では気にならなかったです。 |
音関連 |
曲は全部で33曲。ボーカルソングは1曲。 OPはなく(見た記憶ないので多分ないと思う)、EDで使われます。 出来は普通。BGMはそこそこ頑張ってましたね。 中でも気に入ったのはラスボス戦で使われたBGM。 ラスボス戦に相応しい曲でしたね。 声優さんはエンデの声がイメージと違って可愛らしい声だったので違和感がありました。 ただ初エッチ以降からの彼女にはピッタリだったと思うので問題はなし。 他の方も問題なしです。 |
実用シーン |
総シーン数45。内訳はエンデ6、カバネ6、グリシーヌ6、ミリア5、レジーナ3、ロゼ3、シルヴィア5、ナーダ2、ミズチ1、カルディア1、ネイル1、ルーファン1、仲間キャラとの複数人プレイが5となっています。 尺はかなり長く、いつものかぐやらしく何度も射精をしてくれます。 質もそれなりなんですが、いつものかぐやに比べると若干レベルが落ちる気がします。 そして一番のお気に入りキャラであるレジーナのシーンが3回しかないのが納得いなかいんですけど・・・。 他作品からの参戦キャラであるシルヴィアは5回なのに・・・。普通逆だろ・・・。 基本的に純愛シーンで構成されてますが、一部強引にしているシーンもあります。 こういうゲームにありがちな触手プレイとかはありません。それとシルヴィアはほとんどのシーンがツカサとしてるもので、アリオンとするのは魔法?の力を使った1回のみとなっています。 変わったシチュはカバネの幼女化、グリシーヌの大人バージョン?(胸がデカくなっています)、グリシーヌの白タイツの足コキ&素股、ミリアの近親プレイ(夢という形でしてます)、シルヴィアのフタナリがあります。 後は実用ゲーとしては普通なシーンですね。私的な意見としてはエロを原動力にRPGパートを頑張るには些か質が低いかな、と感じました。 決して悪いわけではなく、いつものかぐやに比べるとちょっと低いということです。 |
総評 |
ダンジョンをひたすら探索するのが楽しめるって人なら最後までプレイすることは出来るかと思います(面白いかは別として)。 でもそういう要素が好きじゃなければ手を出さないのが吉。 シナリオも薄いですし、ホントにひたすらダンジョンを探索してるだけなのでね。 自分はダンジョン探索は苦痛ではなかったので、いろいろ不満に思いつつも最後までプレイすることが出来ました(隠しダンジョンは諦めましたが)。 ラスボス倒した時の達成感はなかなかのものでしたし、最後の初期パーティー全員揃ってのCG見た時は感慨深かったですね。 なんだかんだで久々にハマってしまったゲームでした。 |
評価点数76点 |
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