シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
5点 | 6点 | 6点 | 8点 | 8点 | 7点 |
シナリオ&キャラ |
見せ場のなかった新キャラ達 プレイ時間は25時間くらい。前作同様に、今作も1本道の話です。 前作から1年後の話。舞台は前作と同じ勇者学園。 新キャラはもちろん、前作からのキャラも登場し、新主人公&新ヒロインによる新たな物語が。 新主人公は前作ヒロインの1人である茉莉の弟。ヒルデを弟子にしてしまったがために、今回の騒動に巻き込まれることに・・・。 今回の話は、逃げてしまったレアモンを集めるというもの。まぁ、目的こそ前作とは違いますが、やっていることは変わらないです。 バカな事をやって、ダンジョンに潜ってっていう。ギャグ分多め・・・なのですが、はっきり言って、笑いどころは皆無。 ・・・あれ?前作は結構楽しめた記憶があったのですけど・・・。 今作、全くと言っていいくらいに楽しめない。むしろイライラさせられる事のが多い。 新ヒロイン達の魅力のなさ、新キャラである「こなら」と「シッツ」とのどうでもいいやり取り。 特に後者が酷い。どうでもいい金持ちアピールが面倒すぎ。 「こなら」についてのシッツの説明がいちいち癪に障る。 「お前らと比べ、こなら様はこんなに違うんだぞ。貧乏人共めが」みたいな。 それを、毎回飽きずにやってくれます。そんなの1回でいいよ、面倒だなぁ。 これで笑えると思っていたのか・・・。 新ヒロイン達については、キャラが増えた所為なのか、ヒロイン1人1人のイベント数が少ない気がするんですよねぇ。 特に「いりあ」は「ヒロインなの?」と疑うくらいに印象に残っていない。 常にヤカンを持っているメガネ女くらいの認識。 見た目的にも地味だし、正直、このキャラいらなかった。 プラムの貧乏設定を生かした話が結構面白く、普段のプラムとは違った魅力が引き出されていて良かったです。 「松茸様、松茸様」言って浮かれている姿が本当に可愛かったですよ。 イベント数だけでなく、キャラの性格も微妙というか、ある程度のイベント数がないと魅力を感じづらい性格のキャラが何名か。 ヒルデのような猪突猛進的なキャラや、小夜のようなエッチなスキンシップ取ってくるという攻めに回る機会が多いキャラはいいのですが、他2名のキャラのように、どちらかと言えば受けに回る方が多いキャラだと、魅力を感じるまで多少の時間が必要じゃないかなと。 その辺、前作は魅力をすぐ感じられるキャラ達だったなぁ。 見た目的にも、前作組の方が好きですし、今回のヒロイン達も悪くはないと思うのですが、萌えるとかそういうのを感じることが少なかったです。 シナリオの出来だけは前作と変わらないです。前作のシナリオは良かったわけではないので、出来が同じってことは良いことではないのですが。 レアモンを集めて、最後にちょっとした山場が発生し、それを片付けて終了っていう。 ただその山場の解決法が問題で、これ前作ヒロインがなんとかしちゃうんですよね。 結局、今作に出てきたキャラ達はなにもしていない。新キャラ達に見せ場が存在するならいいけど、なかったですし。 これなら前作組で話を作ったほうが面白かったと思うのですが。 それなりに楽しめた前作とは打って変わって、今作はどこまでいってもつまらなかった。 |
システム |
前作同様に、スゴロク式のダンジョンと、サイコロを用いた戦闘となっています。 ダンジョンパートでは、前作にはなかった3ラインが登場。 これはラインによって難易度が変わり、イージー、ノーマル、ハードの3つのラインが存在。 一度選んだら、ずっとそのラインを進むという訳ではなく、サイコロを振る前であればラインを変更することが可能。 障害物があったり、罠があったりするので、常に同じラインを使うという事ができないようになっています。 今作でも、ダンジョン内でのイベントの発生はなし。 サイコロを用いた戦闘でも若干の改良が施されていて、今作ではお金が何よりも重要。 必殺技を使うのにも、萌えモンを捕獲するのにも、アーマーを破壊するのにもお金がかかる。 お金はすぐに貯まっていってくれるので、金欠状態になることは少ないのですが、必殺技使わないと戦闘に時間がかかりすぎるのはちょっと・・・。 今作では、一度の戦闘で10体近く出てきたりします。序盤は数少ないので、通常攻撃でも大した時間はかからないのですが、終盤になるとほぼ毎回10体近く出現。 通常攻撃だと倒すのに結構な時間が。なので、毎回の戦闘は範囲攻撃が可能な必殺技頼りに。 必殺技使用すると、こちら側は攻撃を受けることがないので、毎回無傷での勝利。ただ必殺技を使用していくだけなので、作業プレイ度が高い。 正直、終盤の戦闘は苦痛しかなかったです。 良かったとこは、萌えモンの乳揺れ部分が全萌えモンにあるとこですかね。 毎回アホみたいに乳揺れを起こして見てました。 それと、忘れてはいけないのが、今作はなんとディスクレス起動可能! これはかなり嬉しい部分。前作はエロが結構多いのに、ディスクレス起動不可でしたからねぇ。 今回もエロ数が多かったので、ディスクレス起動可になったのは良かったです。 |
キャラデザ |
総CG枚数は147枚。前作は少なかったのですが、今作はかなりの枚数。 絵については、いりあ以外は大きな不満なし。 いりあは本当にこれ誰得なのっていう見た目なんですが。丸メガネかけてるキャラが好きな人って少数なんじゃ・・・。 普通のメガネならまだしも、丸メガネて。いらないでしょ。 シナリオ途中で、地味な見た目から華麗なる変身!とかっていう展開に期待したのですが、残念なことにそんなものなかったし。 このキャラだけは受け入れるのは無理でした。あ、サブだけど「こなら」も無理ですね。 あの髪型がちょっと・・・。最後に髪型変えてくれるのが救いですね。 今作でも、萌えモンの絵師さんは複数人となっていて、出来にバラつきはありますが、概ね良いかと。 旧作キャラの絵については、やったことのある作品が少ないので、特に不満というのはなかったですね。 |
音関連 |
曲は全部で51曲。ボーカルソングは6曲。 オープニングとエンディングが2曲ずつ、挿入歌1曲、萌えモンセンターで流れる曲が1つ。 挿入歌の幸吹雪がお気に入り。一番盛り上がる場面でこの曲が流れた時には、泣きそうになったり・・・。 BGMも良かったです。 声優さんも良かった。萌えモンにも声あります。 乳揺れ時に、いろいろとセリフがあるのは良いですね。 |
実用シーン |
総シーン数101回。メインヒロイン4人が8、椛7、茉莉4、日向3、ステラ2、過去のcircusヒロイン達14、萌えモン39回となっています。 数は前作より少なくなっていますが、今作ではCG同じでテキストだけが違うという差分シーンというものがない。 つまり、全て新規のCGによるシーン。ただまぁ、シーン一つにつきCG1枚となっているのですが。 これだけが不満なとこですかね。数が多いので、気に入るシーンがいくつかは見つかると思います。 ちなみに、茉莉、日向、ステラは前作主人公とのシーンで、過去のcircus組もそれぞれの主人公(まひるは一人H)とのシーン。 NTRなシーンはないので、ご安心を。 |
総評 |
思いの外楽しめた前作とは違い、今作はあまり楽しめなかった。 ギャグの笑えなさ、新キャラ達の見せ場のなさ、戦闘の作業プレイ度の高さ、といった色々と不満な部分が。 前作は楽しめたのになぁ。残念でした。 |
評価点数65点 |
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