シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
6点 | 7点 | 7点 | 7点 | 7点 | 8点 |
シナリオ |
星震戦争――大昔ディアブロとの間に起きた激しい戦争があった。 その戦いで数多くの犠牲者を出しながらも、人類は辛うじて勝利を収めることが出来た。 そんな戦いから1000年以上流れた現代。 ルインステラ学園に通うカズマ・ブリードという少年がいた。 彼はある日謎の声に導かれて、学園に隠されていた秘密の部屋を見つけてしまう。 その部屋には3体の少女の像と禍々しい蛇を思わせる像、そして宝珠があったのだが、その宝珠が突如光り、カズマの体に吸い込まれてしまった。 それに呼応するように砕ける像。砕けた少女の像からは像と同じ姿をした生身の人間が現れてしまう。 突然の事態に混乱するも、さらに恐ろしいことに謎の影が主人公に襲い掛かってくることに。 死を覚悟した瞬間、像から現れた少女の1人が目覚め、影を退けることに成功。 しかし、力を使い切ってしまい少女は倒れてしまう。その少女を助ける為、やむなくエンゲージを結ぶカズマ。 これが全ての始まり、この事がきっかけとなりカズマは彼女達と共にディアブロと戦う事になるのだった 総プレイ時間は12〜15時間程。 シナリオは話数構成で各キャラ10話までで5話までが共通というようになっています。 序盤数話は各キャラ1人ずつをスポットに当てて進んでいきます。 序々に信頼関係を築いていき、エンゲージを結ぶという。まぁ、王道展開だと思います。 しかし、リズはエンゲージを結ぶに至る過程がほとんどないのは残念でしたね。 逆にミューはさすがはメインというか、エンゲージするまでの過程が良かった。主人公自身もこのイベントで自分自身の過去に向き合って成長しましたしね。 日常シーンのイベントについては些か退屈感がありましたね。筋肉モリモリのワイスマンは笑えましたし、もっとワイスマンを使って笑いを生み出してくれると良かったかも。 それと私的に気になったのは共通ルートにて主人公が攻略キャラの1人とHしてしまう事。サブキャラとなんらかの理由で、とかなら納得しますが、攻略キャラとしちゃうのは、好きな展開じゃないですね。 別キャラ攻略時は主人公が不誠実に思えてしまいますし、いれない方が良かったのに。 でも一部のシナリオではそれを利用した展開もありますし、そういう展開が嫌いじゃなければ問題ないと思います。 個別はヴィナとティア、リズとゼロがそれぞれ密接に関係してます。それぞれのルートで軽く触れられた話が出てきて、なるほどと思ったりしました。 展開自体も各キャラで違っていて、最終的な敵は同じでしたが、悪くないと思いましたね。 残念な点はキャラの掘り下げ不足。敵キャラや学園長、主人公の先生、ジーンの事は詳しく知りたかった。 特に先生は主人公の語りのみで結局登場しませんでしたし、現在どうなってるかも分からなかったですし。 後は複数ライターの所為かシナリオ中に食い違いがあったりしたのも気になります。 内容は悪くなかったんですが、こういう部分が気になり楽しめなかった。 考えてたよりは良い出来だったんですけどね |
システム |
CG回想、シーン回想、音楽鑑賞モードあり。スキップは普通くらいの速さですが、シーンスキップがあるのは良かった。 使う機会はありませんでしたがね。後はCG回想で差分の枚数が分かるようになっているのは攻略する上で助かります。 気になったのはキャラの表情が会話ウィンドウの横のとこで表示される点。立ち絵は数パターンあるものの表情は変わらないのはちょっとなぁ・・・。 立ち絵の方も表情が変わるようにして欲しかった。 |
キャラ |
ミューリウス・ザ・ゴールドエクスペリエンス CV:風音 伝説の3賢者の1人。口癖は「改善の余地アリ」 本人もよく分かっていませんが、学園長にキツク当たってしまう。 最初は明るく王道タイプのヒロインだと思いましたが、4話でその考えは一変しました。 そしてその後のカズマへのベタ惚れっぷりはイイ!それだけに他キャラ攻略時は一番可哀相に思えてしまいますね。 個別でのセカンドとの対決時のミューはかなり怖いです。ロッドでフルボッコて(笑) 主人公の闇の部分が出たりでルート自体は一番良かったです ヴィクトリア・ザ・キングクリムゾン CV:サトウユキ 伝説の3賢者の1人。なんかよく分かりませんが、最初の方からやたら主人公に突っかかってきます。 正直理由もないのにここまで突っかかれるのは鬱陶しいですね。まぁ、作中で本人もよく分からないわだかまり、と言ってますが、嫌だ・・・。 という理由から共通ではあまり好きなキャラではなかったです。 個別ではトライ・ダガーズでしゃばってきて鬱陶しかった。他ルートで出てくる時は問題なかったんですが、主人公の邪魔した挙句に勝手に突っ走られるのは勘弁して欲しかったです。 ヴィナ自身は個別ではデレてくれますが、共通での印象が悪すぎた。本来こういうキャラは好きになるんですが、このキャラは合いませんでした リゼル・ザ・キラークイーン CV:乃島架菜 伝説の3賢者の1人。ワイスマンとのやり取りは笑えます。 主人公の事をかーくんと呼んでくれるのは結構な萌えポイントでしたねー。 家族にすごい思い入れがあり、最初のHシーン時の台詞はきました。 個別は正直微妙。伏線がほとんどないにも関わらず、ゼロの正体が発覚するのは、ね。 もっとゼロとのイベントがあると良かったな。 ティファリア・エーデルロッサ CV:桜川未央 主人公の幼馴染。主人公とは違い優秀な生徒。 共通ではメイン3人の方のインパクトが強いせいで影が薄いですね。 個別では主人公の為に力を手に入れたり、主人公の為にえっちぃ本で勉強してたりと一途です。 しかしその一途さゆえに、狂気に走ってしまいます。個別の中盤以降は黒い、兎に角黒いです。 ホント黒いんでかなり評価が分かれるキャラでしょうね。 ゼロ・ジ・アリストレーゼ CV:青葉りんご ティアの部屋の近くに倒れていた少女。あまり感情を出さないキャラ。 ディアブロを倒すのが目的だったりいろいろ謎を抱えています。 犬小屋で寝たりと結構ズレた思考をお持ちのようです(実際は犬小屋じゃなく、汎用小屋型宿泊装備らしいです) 個別に入ると主人公の事を「お兄ちゃん」と呼んでくれたり、主人公にくっついて離れません。 お兄ちゃん発言は反則すぎますよ。主人公同様こんな妹なら過保護にもなります! えっちぃ漫画を読んだ影響で主人公に「お兄ちゃんのエッチ」「お兄ちゃんもこういうことしたいと思ってるの?」等の発言はいろんな意味でヤバイと思います。 他の女性キャラに主人公がデレデレしてる場面では嫉妬したり、8話はニヤニヤが止まりませんでしたよ それ以降の展開も他キャラがゼロの為に動いてくれて良かった |
キャラデザ |
原画家はしのづかあつとさん。総CG枚数は110枚(差分含まず) 以前の作品に比べると立ち絵の出来等良くなっています。 ただ一部キャラの異様にデカイ胸が気になります。 戦闘関連のCGは考えてたよりは多かった。出来自体は一部浮いてるのもありましたが、悪くないかと。 |
音関連 |
曲は全部で16曲でOP曲には同じ曲ですが、パターンが違うのが4曲あります。 BGMは特に惹かれる物はありませんでしたが、戦闘シーンでコロコロBGMが変わるのは良かったように思えた。 OP曲は好きな部類の歌ですね。作品にも合ってたと思いますし、良かった。 後、変身シーンで専用のBGMが鳴るのも私的にはポイント高かったりします(笑) |
実用シーン |
シーン数はミュー4回、ヴィナ、リズ、ティア3回、ゼロ1回の計14個。 尺は全体的に長めで濃く、質もなかなか。ヴィナとティアのシーンは結構良いですね。 しかし一部シーンは主人公とするとはいえ、純愛Hではないのも含まれているので、注意しておいてください。 私的にはフィフスのシーンが欲しかった。 |
総評 |
設定自体は良かったんですが、練りこみ不足感がありました。面白いと思える部分も少なからずあっただけに残念でしたね。 戦闘は考えてたよりありましたが、あまり期待はしない方がいいです。 私的には過去編を作ってジーン視点での物語りを見てみたかったですね。 全体的な出来は悪くない感じで、体験版でキャラが気に入ったなら買ってもいいかも。 とりあえずゼロの「お兄ちゃん」発言は反則でした |
評価点数70点 |
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