Thief&Sword


シナリオ システム キャラ キャラデザ 音関連 実用
4点 6点 3点 7点 7点 7点


シナリオ&キャラ
奪われた物を取り戻せ


総プレイ時間は9時間前後。称号集め、アイテム集めとやりこみ要素もあるので、それらも集めるとなるともう少しかかります(自分はシーンとCGの回収のみ)。

今回はシナリオとキャラは纏めて書いていきます。

ゲームブックにエロ要素を入れた作品。2人の主人公のうち、どちらかを最初に選び、以降はそのキャラになって進めていきます。
目的の違う主人公2人ですが、過程となる話は同じで、大きく違うのはノーマルエンドとトゥルーエンドとステータスくらい。
それ以外は同じ。エロもキャラが違うだけでシチュはモロ被りという・・・。まぁ、これについては実用シーンの項目で。

やってみた感想としてはゲームとしては悪くないけど、エロゲとしては駄目、といったとこ。
というのも、このゲーム、キャラがほとんど喋らないんですよ。無論実用シーンでは喋りますよ?ただそれ以外のイベント、つまりは通常イベントではほぼ喋らないのです。
ストーリー性がない作品を除き、キャラを喋らすことにより、その作品の中で個性立てさせていくじゃないですか(他にもありますけど)。
その結果、このキャラ大好きだ!とか嫌いだなー、とかいう人が現れるわけですけど、この作品は前述の通りに喋ることがほとんどない上にシナリオが共通なので、個性を感じないのです。
唯一喋るとこと言ってもいいエロシーンではホルスは違いますけど、他キャラは全員抵抗しまくりなもので個性を感じられませんし。
その為、エロゲとして楽しめる部分というのが希薄に。
とはいえゲームブックはあくまで主人公=ユーザーな訳ですから、変に個性を感じないのはいいことなのでしょうね。

シナリオについては、うーん語ることはないですねぇ。
宝を取り戻すために、館に向かい、そして伯爵を倒す。
これだけなんで。数多くの選択肢を選んで、多様に展開される物語を楽しむものなので、そういうのが面倒だと感じるのであればやっても辛いだけですね。
システム
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞、アリーナあり。
アリーナは敵と戦っていくモード。
相変わらずシステムは悪いです。回想画面とかから前の画面に戻るのに右クリック不可なのは面倒。
スキップが最初から実装されているのはいいのですが、既読と未読の判定はしてほしかった。
今回もセーブがシーンの頭からなのですが、フラグのオンオフをするのにはちょうど良かったので、これに関してはまぁいいかな。
戦闘シーンがあるのですが、タイミングのいいところでバーを止めるタイプのものなので、苦手な人にとっては面倒に感じます。
自分はこの手のものは苦手なので最初の戦闘シーンで挫けかけました。
慣れればなんとかなるんですけどね。難易度は初回プレイだとちょっと苦戦するかもしれません。
1周目は出来るだけ戦闘は回避していかないとアイテムが尽きてラスボスが倒せない、ということがあるかも。
2周目以降はアイテムの引継ぎがあります。
キャラデザ
総CG枚数86枚。一部ピアスありかなしかで分割登録されているのがあります。
シャルトの一部のイベント絵で、胸が大きくなりすぎなものが気になりましたが、それ以外は特に問題はなかったですね。
音関連
曲は全部で19曲?なんか空白部分があるのが気になりますが。
ボーカルソングはなし。出来は普通。

声優さんについては問題なし。
実用シーン
総シーン数45。ライカ18、シャルト18、シリアン4、ホルス4、ルシュ&ラべラ1となっています。
シーンは全て陵辱系。ホルスのシーンで嫌々ながらも奉仕という形のものがありますが、他は抵抗しまくりなシーンがほとんどです。
尺はそれなりで、質もそれなりだとは思うのですが、メイン2人のシーンのほとんどがキャラ違うだけで、シチュが同じなのは・・・。
キャラに個性を感じない上にこういうことされるのは大きなマイナス要素ですね。
後はシーンが単発気味なのも残念。バッドエンドでその後が描かれることなく(ちょっと時間が経った後のならあるけど)終わりなのは味気ない。
ゲームブック風の為にバッドエンドをあっさりめにしたのかもしれないけど、やっぱりその後の展開も見たかったですね。
総評
ゲームとしてはそれなりに楽しめる部分があるものの、エロゲとしては駄目に感じる作品ですね。
エロシーンでキャラ違うだけでシチュが同じものばかりなのはもの凄く残念。
この辺が違えば、評価は上がっていたでしょうからね。
評価点数70点
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