シナリオ |
私立三門学園の生徒会総選挙にいきなり現れた紅院薫子。演説に乱入した彼女は生徒会長に立候補すると同時に「この学園に王国をつくる!」と高らかに宣言するのだった・・・ いきなり現れた婚約者、主人公の護衛役であると同時に幼馴染、仲の良い女友達、敵陣営の候補者の補佐役であり主人公の幼馴染、敵陣営の候補者、の5人からなるドタバタ物。一応学園物ではあるが、授業を受けたりとかの描写はなし(作中では生徒会総選挙期間中は授業が休みの為)で学園物でありがちなイベント等はないです。 プレイ時間は10時間程でかなり短め。学閥との抗争がメインで日常イベントはほとんどなし。 主人公が腹が立つくらいに鈍感。私的にへタレなのはある程度許せるが、ここまでの鈍感さは許せない。後は過去の主人公象がルートによってブレてる気が。まぁ、ほとんど語られてない部分なので、気にするレベルではないですがね。 攻略キャラについてはメインが薫子と叢であり、他キャラのシナリオはかなり薄い。メインのシナリオ自体も特別すぐれている訳でもなく、全体的にシナリオはイマイチ。 叢はいいんだけど、他ルートで家族についての話が出てくるも、ほとんど語られないのは残念だったかなぁ。ちょっとしか語られないから、叢や珠以外の家族にはどうにも良い印象が浮かばない。せめて薫子の弟についてくらいはあってもいいんじゃないかと。 後はどのルートも結局は選挙の話がメインで進む為に、攻略キャラ個人とのイベントが少ない。 その為、ある程度最初から主人公に好意を持っているとはいえ、どうにも付き合いだすのに違和感が。付き合いだしても、恋人らしい事はほぼHシーンのみなので、そこらに期待はしない方がいいかな。 剣の発言は結構笑えたんですが、パロネタ関連はあまり面白くなかった。ノリはバカゲーなんですが、いちいち主人公がそのノリを壊していて残念。 |
システム |
標準的なシステムに加え、次の選択肢までスキップがありなかなか。しかし用語登録されるとこになるとスキップ開始一度目は止まってしまうのは難点。二度目以降はスキップしてくれるので、既読判定がおかしいのかも? 次のイベントまでスキップ機能はいらなかったかな。一度見たイベントをもう一度見る程のゲームでもないですからね。 オプション画面がいちいち上までカーソルをやらないと出ないのは面倒。Sysボタン押しても結局は上にカーソルもって行かないと駄目なのはなぁ。ボタン多いからテキストウインドウ周りにやりたくないのは分かるんですが、セーブとかするのに不便。 後はパッチ必須です。当てないとフリーズやら起こす模様。 システム面はいいとこもありますが、悪い方が圧倒的に多い |
キャラデザ |
原画は甲斐、柳木悠一郎さん2人のよう。総CG枚数は68枚(差分含まず)と少なめで立ち絵のパターンの方も少なめ。イベントCGの出来はかなり悪いですね。立ち絵と比べて劣化しすぎ。 立ち絵も一部変なのあるし、パッケ絵に惹かれて買うと痛い目にあいますね。 ほとんどがエチ関連のCGなので、もう少しノーマルなCGが欲しかったかな。 |
音関連 |
メインの声を当ててる方は「一色ヒカルさん」「松田理沙さん」「茶谷やすらさん」「風音さん」「みるさん」となかなか。特に風音さんとみるさんが好きな私としては良かったですね。 私的にみるさんはこういう役を演じてる時のがかなり好きです。 曲は全部で28曲。OPはまぁまぁ、EDはあまり好きじゃないな。挿入歌もあるんですが、流すタイミング間違ってません?完全に演出が滑ってるとこがあるんですが。 BGMは戦闘というか、緊迫感出す際のしか記憶に残ってない。特に「これいいよ」ってのはなかったな |
実用シーン |
各キャラ4回の計20回。数だけ聞くとそれなりな印象を持つだろうが、実際本番までいくのは2回程度で尺そのものも全体的に短め。 キャラデザの方でも書いたようにイベントCGの劣化が酷いから使用するにはキツイレベルかと思う。風音さんが演じる妃奈の足でするシーンは風音さん補正もあり私的にはツボだった。もっと尺があれば嬉しかったんだがなぁ(笑) |
総評 |
最初にプレイした薫子ルートはそこそこ萌えれたし、楽しめたんですけど、その後のルートのあまりの短さ&シナリオの薄さに愕然としましたね。OHPでのキャラ説明からてっきり「クーデレ物か!?」と思ってたんですが、実際は違いましたし、少なくとも私にはそうは思えなかったです。 キャラ説明に期待した方、パッケ絵に期待した方は回避した方がいいかな、と思う。 未回収の伏線らしきものがあったり、私的には地雷でしたね |
評価点数55点 |
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