Re:Seven〜僕が君に出来るコト〜


シナリオ システム キャラ キャラデザ 音関連 実用
5点 4点 7点 5点 7点 4点


シナリオ
繰り返す7日間


プレイ時間は不明。多分13時間くらいかと。
攻略に若干手間取ったのと、スロット部分に結構時間取られた。
シナリオ自体は短いです。

ループ作品。7日後に消します宣言をされた主人公が、自分が消えるまでどう過ごすか、という話。
一日の密度が濃い訳でなく、割とサクサク進みますんで、1ルート辺りにかかる時間は、そう長くはないです。
長くないので、予想はつくでしょうが、恋愛に至るまでの展開が性急気味。
会って数日程度でエッチにまで進むキャラがいたりしますので、この部分には期待しないほうがいいでしょう。

シナリオのほとんどは、それぞれのヒロインが抱えてる問題に充てています。
割と現実でもあるだろうな、という問題を抱えてるのが印象深かったですね。
後、職場の環境も現実的で、似たような職場で働いてる自分としては、あー確かにそうだわ、というのがいくつもありました。
個人的には、職場でのやり取りとかの日常部分は、結構楽しめましたね。

それだけに、シナリオの根幹をなしている不思議設定の浅さが気になります。
最後までやっても、結局この世界がどういったものなのか、イマイチ理解出来ませんでした。
オペレーターが所属している組織についての描写がなかったりしますし、どうもあまり深くは考えられてない印象を受けましたね。
これなら普通にスロ店を舞台にした作品にしたほうが楽しめたような。

それと本作にはスロットのミニゲームがあるのですが、これがシナリオのテンポを大きく崩していました。
詳しくはシステム部分で書きますが、かなりダルいです。
景品で入手出来る追加シナリオは短い、追加エロは差分シーンと労力には見合わないのも痛い。
ただ、追加シナリオが本来であれば存在しなかった選択肢で、オペレーター側の人間達にとって想定外の状況だった、というのは良かったと思います。
これがなんらかの伏線だと更に良かったと思いますけどね。
システム
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あり。
スロット店が舞台の一つなだけに、本作にはスロットゲームが存在します。
これがこのゲームにおいて一番駄目だった部分。
もの凄くダルい。確立が上がるパッチが出てますが、使用しても全然当たりません。
だったらやるなよ、という話ですが、スロットの景品に追加シナリオと追加エロシーンがある為に、コンプのためにやらないとならんのです。
ただひたすらに自動で止まるスロットを打ち続けるとか、本気で辛かった。
激熱演出だとかパッケ裏に書いてありましたけど、全然熱くないですし、それ以前に演出が始まった時のウザさは異常。
スペースキーでちょっと飛ばし出来ますが、演出なしには出来ないので、何度も見させられるジャンケン対決は本気でウザさMAX!
スロットゲームは本当にいらなかったです。スキップはそれなり。
ただ、攻略に何度も躓くことを考えると、選択肢の後もスキップ継続して欲しかった。
キャラ
オペレーター
CV:ヒマリ
7日後に主人公が消されることを告げに来た女性。
菊乃と瓜二つの容姿です。あまり感情を出さないキャラかと思わせて、結構感情的になります。
といか元が明るい性格でして、シナリオを進めていくと、相当無理して自分を隠してたんだなぁ、と思わされます。
思わず地が出たとこは結構可愛いですね。ラストを飾るシナリオが彼女のなのですが、描写がいろいろ足りず、微妙な終わりでした。

永畑 雛菜
CV:小倉結衣
新人スタッフ。主人公は彼女に仕事を教えていくことになります。
語尾に高確率で「です」と言うのが、可愛さに繋がってますね。
失敗を主人公にふぉろーされたり、励まされたり、といういかにもな後輩先輩の関係が良かったです。

老原 貴代
CV:新堂真弓
主人公の先輩。面倒見の良い人です。
いろいろと世話を焼いてくれて、結構好きなキャラ。
ちなみに非処女です。

山本 ユイル
CV:渋谷ひめ
上司の妹。主人公の事をバカサベと呼んできます。
短いシナリオなのがネックですが、主人公の事を意識しだした後の、一喜一憂ぶりは可愛いです。

弓削 菊乃
CV:ダイナマイト☆亜美
オペレーターと瓜二つな女性。
ストーカーな彼女は普通に怖いです。
でも少し萌えたのは、ここだけの秘密。

春日 鈴子
CV:羽高なる
主人公の幼馴染。見た目は清楚なんですが、腹黒な性格です。
とはいえ、出番少ないので、そういう面はあまり見れません。
もっと見せて欲しかったなぁ。

高安 一穂
CV:雪都さお梨
主人公が通っていた学園の後輩。昔イジメられていたのですが、そこを主人公に助けられ、以降彼に好意を持ち続けてます。
鈴子同様に出番少ないです。プレイ前から結構気になっていたキャラなだけに残念すぎ。
キャラデザ
総CG枚数91枚。悪すぎるわけでもないけど、どちらかと言えば微妙方向な絵。
塗りもイマイチで、背景部分もイマイチでした。
それとモザイクがデカすぎです。
音関連
曲は全部で27曲。ボーカルソングは3曲。1曲は前作のオープニングで、店内BGMとして流れます。
オープニングは良曲。ゲーム内容とリンクした歌詞ですね。
エンディング曲は普通。BGMも普通。

声優さんは特に問題なし。
実用シーン
総シーン数12。追加シーンも入れれば15ですが、これは差分シーンなので、数には入れません。
各キャラのシーン数は、オペレーター2、雛菜1、貴代3、ユイル1、菊乃2、鈴子2、一穂1となっています。
質低めで、尺も短い。挿入してから、あっという間に射精します。
モザイクもデカイし。追加でエロシーンが!とあったので、多少はマシなのかなぁ、と思ってたので、これにはガッカリ。
総評
日常描写部分は割と楽しめる物だったのですが、非日常に繋がる部分がイマイチだったのが残念でしたね。
普通に、スロ店に勤める主人公と職場の人間、店の客達とが織りなす話にしたほうが楽しめた気が。
全体的にご都合展開な話なので、そういうのが嫌いな人はやめておいたほうが良いかと思います。
評価点数52点
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