シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
7点 | 6点 | 9点 | 8点 | 8点 | 8点 |
シナリオ |
君がいた夏。君がいない夏。君といる夏。 プレイ時間は体験版範囲であるプロローグ部分が2時間。個別が2時間の総プレイ時間12時間。攻略キャラは5人です。 確かにジャンル通り、真夏の真・純愛ADVでした(これが純愛か?という人もいるでしょうが、自分は純愛だと言います)。 まず物語の導入部分の出来が良いですね。伏線を散りばめ、先が気になる展開。 テンポも良く、日常イベントも楽しく、キャラの魅力もあり、とかなり楽しめるものとなっています。自分は体験版部分である、この導入部をやってもの凄く期待しておりました。 この導入部が終わると、もう個別。つまりは導入部=共通シナリオなわけです。 個人的にはもう少し共通は長くとってほしかった、というのが本音。 このゲーム、個別に入ると他キャラはあまり絡まなくなってしまうので。 勿論、個別でも日常イベントレベルは高く、楽しめるのですが、やっぱり他キャラも出して欲しかったなぁ、と。 個別シナリオはプロローグから想像してたものと比べ、こぢんまりとしてた印象ですね。 ただ逆にこれが良かったです。あまり話を広げすぎて、ややこしくなると、話に集中出来ずに楽しめなくなりますし、それに複数ライターであることから訳が分からないことになりかねないですからね。 今回はこれで正解だったと思います。シナリオは中盤辺りまでは萌え展開で、終盤にシリアスが入ってくるという構成。 萌えは良く、シリアス部分は唐突に感じる部分があったり、一部主人公の行動が気になったりしましたが、この手の作品としては良かったと思います。 シナリオの出来自体はやはり複数の為、結構なバラつきがありました。はるかシナリオは後半部分が正直イマイチ。 もう少しなんとかならんかったのか。つかさシナリオは普通。シリアス度は一番低め。 羊シナリオは萌えが凄いっすね。やばいやばい。シナリオも良かった。主人公の最後の大声での告白がお気に入りです。 このシナリオやるまで主人公の評価は低かったのですが、この告白で好きになりました。 真樹シナリオはハッピーエンドからは一番遠いものですね。エピローグとかモロにそれ感じさせます。 歩シナリオは他シナリオと違い最後のほうまでシリアスはないです。おかげで萌える部分が結構あり、良かった。 歩シナリオまでやると、最後にナツユメというシナリオが解放され、ここで今まで謎だった部分が分かり、そして解決します。このシナリオは最後のほうが泣けます。主人公が歩にいつも通りにかける言葉がもう・・・! エンディングに不満を覚える人は結構いるでしょうが、自分は好きな終わり方でした。 やる前はライターが複数であることから不安がありましたが、思いの外纏まっており良かった。日常シーンでのキャラとの会話レベルが高くて、笑え、萌えますし、話をあまり複雑にしなかった点といい、全体的に楽しめましたね。 ただ普通の萌えゲーやハッピーエンドじゃないとちょっと・・・、という人には辛いかとは思います。 |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あり。 初回起動時はフルウインドウなのは個人的には嫌ですね。 ゲームはほとんどの場合フルではやらないので。 後はエンドロールがそれぞれのキャラで初めて見る場合、飛ばせない点。 エンドルールはほとんど変わらないのに、各キャラ必ず1回(真樹と歩は2回)見ないといけないのは時間の無駄に思えます。 大きな変化があるなら別ですがねぇ。 スキップ速度は普通。 |
キャラ |
七瀬 歩 CV:佐本二厘 主人公の幼馴染。人に触れることにより、その人の考えが分かってしまう、という能力の持ち主。 王道幼馴染とは真逆に位置し、朝は主人公に起こされ、朝食は主人公に作られるという駄目っぷり(笑)。 登校途中は主人公と腕を繋いで登校で、序盤からいろいろと萌えます。 告白シーンでの歩は可愛すぎ。歩は自身のシナリオ以外ではほとんど出番がない為、印象に残り辛いように思えますが、個別での可愛らしさや最後の教会でのシーン等から流石はメインといったところ。 エンディングについては自分はこれはこれでアリだと思ってます。 美浜 羊 CV:植原なぎさ 主人公の後輩。序盤から先輩と慕ってくれます。 もう序盤から萌え萌え。主人公を発見次第飛びついてきたり、最高です! 告白シーンでの羊の嬉しそうな表情がいいですねー。 恋人同士になり、同棲し始めた後は更に萌え、クリスマスイベントでサンタの格好になって私がプレゼント発言はたまりませんね。 男なら一度は言ってもらいたいものですよ!!! 終盤のシリアス部分は見ていて心が痛くなります。羊の苦しみを考えると・・・ね。 そして主人公のことを何故好きになったのか、という理由を知り、今まで以上に好きになりました。 老樹 真樹 CV:田中美智 主人公の同級生。初登場シーンの熊の着ぐるみ姿はインパクトありすぎですね。 その後、主人公は男だと思ってのセクハラトークは笑えます。 普段冷静な真樹が、照れたりするシーンは可愛くて可愛くてたまりません。 実は一番好きなキャラだったり。それだけにシナリオは残念ですね。 出来云々ではなく、扱いが、です。ナツユメでの真樹の台詞が好きな自分としては痛かった。ちなみにこのキャラには2つエンディングがあります。 1周目のエンディングは呆然としましたね。完全にバッドエンドですから。 遠野 はるか CV:美月 主人公の後輩。天然キャラで結構な際どい発言(ファースト突っ込みされたとか)を度々し、その度に主人公はアリアさんからエライ目にあうコンボが多数。 ままごとイベントが面白すぎです。娘役のアリアさんの父親役である主人公へのツンツンぶりが最高ですね。 最初はアリアさんはあまり好きではなかったのですが、やっていくうちにどんどん好きに。 逆にはるかの方は嫌いではないのですが、アリアさんほど好きではなかったですね。 シナリオはアリアさんがいなくなってからの展開はイマイチでしたね。 青山 つかさ CV:青山ゆかり 主人公達が通う学園の生徒会長。初登場シーンでのハイキックは強烈に印象に残りました(笑)。 普段はしっかりした性格だった彼女が、シナリオ途中から度々なってしまう幼児化がちょっと反則なくらいに萌えます。 「パパ」と呼ばれるのがここまでの破壊力を持ってるとは・・・! 風呂場で幼児化つかさとアホな歌を一緒に歌ってる最中に正気に戻るつかさの反応が笑えました。 その後も続けて歌う主人公がアホすぎ。 幼児化した自分に嫉妬?して、朝から裸エプロンで奉仕してくれたり、シナリオは一番シリアス分は薄いものになってます。 |
キャラデザ |
総CG枚数は88枚。前作同様に複数原画ですが、今回は塗りは統一されてるようです。 出来は立ち絵でちょっと気になるキャラがいますが、メインキャラでなくサブなので、それほど大きな問題ではなかった。 メインキャラの出来は結構いいですね。可愛くて好きです。 |
音関連 |
曲は全部で24曲。ボーカルソングは3曲。オープニング1曲とエンディング2曲です。 オープニングはいいですねー。聴いてて楽しい気分にさせてくれます。 エンディングは夏風の一秒のほうは普通。go!go!Summer driveはエンディングを考えると明るすぎな気がしますが、前向きに生きていく決意をしたわけですし、これはこれでアリですかね。 歌の出来は良かった。BGMの出来は全体的に良い。 クリスマスは幻想的で好きです。 声優さんも良かった。 |
実用シーン |
総シーン数17。歩4、羊4、真樹3、はるか3、つかさ3です。 変わったシチュはつかさの幼児化した状態でのシーンくらいで、後は普通のシーン。 コスは歩が水着とウエディング姿、羊が水着とサンタ服、つかさが裸エプロン、真樹が水着くらいですね。 後は私服や制服でしてます。尺と質は普通ですね。2回戦するシーンがいくつかあります。絵とキャラが好みなことから結構良かったと思います。 |
総評 |
キャラはサブ含めて魅力的すぎですね。正直攻略させて欲しかった。 シナリオも結構良く、キャラは魅力的、絵もなかなか、と全体的にレベル高いです。 ただまぁ、シナリオはただの萌えゲーだと思ってやると辛い思いをしそうなので注意が必要。自分はこれはこれで好きなんで問題なく楽しめました。 FDは・・・出ないでしょうね。 |
評価点数82点 |
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