シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
5点 | 7点 | 8点 | 6点 | 8点 | 6点 |
シナリオ |
1000年待たせてこれか・・・ プレイ時間は共通2時間、個別10分〜1時間30分。 総プレイ時間は9時間程度。 桜吹雪のスピンオフ作品。今作では本編では攻略出来なかった、花鳥風月の4人と雲雀、式部、紅葉の計7人がヒロインとして登場します。 とりあえず始めに書いておくと、自分は桜吹雪の方、1周しかしていません。 コンプはしてないので、その事を念頭に置いて読んで頂けると助かります。 今作は主人公が女装して学園に入学することになります(本編では普通に男として入学)。 なんで女装なんだよ、と始めは思ったのですが、きっと花園会の面々との距離を詰めるためなんでしょう。 実際そこらへんは機能していたと思います。 多少無理やり感はあったものの、女装設定のおかげで官女候補になり、花鳥風月4名のさまざまな表情が見れ、各キャラの掘り下げも出来てましたし。 まぁ、女装物特有?のドキドキ感とかとは無縁だったりしますけどね。 そんな訳で、女装設定は官女候補になるためだけに存在してると思って下さい。 共通部分は意外と言っては失礼ですが、楽しめるものとなっています。 いや、シナリオ自体は特別良かったわけではないのですが、キャラが良いんです。 外から見てるだけでは分からない、中から見ることで初めて分かる花園会メンバーのさまざまな表情。 本編での花仙祭実行委員でもいろいろありましたが、花園会のメンバーもいろいろあるんですね、という感じで。 それに比べ、個別。なんなんでしょうね、これ。 各個別で、キャラの抱えてる問題が出てくるのですが、あまりにも解決部分が投げやり。 そんなんで解決なの?だったり、解決部分をぶん投げて、後はご都合主義発動!だったり、と。 もう一山あるんだろうな、と思いきや、そのままエンディングだし。 すっきりしない終わり方です。 花鳥風月以外のキャラシナリオの適当ぶりが凄まじい。 長くても20分程度のシナリオで、それがダイジェストのような流れ。 要点だけやってみましたー、みたいな。 恋愛描写も当然ながら適当。よく分からんうちに好きあって、恋人同士になってます。 中でも紅葉は、なんで攻略キャラなのか理解不能です。 個別以外ではほんの少ししか出ませんし、個別は10分程度。これでどうしろと。 どういう考えでこのキャラを攻略キャラに入れたんでしょうか。 シナリオも意味不だし、攻略キャラに入れるならば、もっとキャラの掘り下げして欲しいですね。 これは式部、雲雀も同様なんですが。どうも、そこら辺の描写があっさりしすぎ。 こういうことがあったんだよ、おしまい、という。いやいやいや、もっとそこは描こうぜ! ・・・サブキャラには期待しないほうが吉。 このゲームを購入する人のほとんどが杏子目的だと思うのですが、正直このキャラシナリオもいまいち。 本編で出し切ったからか知りませんが、あまりにも過去に対する描写が薄い。 設定が設定なだけに、もっと過去の出来事が描写されるのかと思いきや、ちょっとしか出てきません。 葛藤シーンも薄いですね。自分自身の想いが本当の物なのか、過去からの物なのか、もう少しこれに対して悩んで欲しかった。 あっさりと、昔のことなんて関係ない、と言われましても、言葉に重みが感じられません。 悩んだ末の結論だからこそ、説得力も生じるだろうに、これでは納得することは出来ないです。 全体的な感想として、あっさりしすぎ、ですかね。 そこはもっと突っ込んでいこうよ、と思える部分が結構あったんで。 エンディングは消化不良感ということで、イマイチですし。共通は楽しめたのになぁ。 |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あり。 特に不満に感じる部分はなかったです。 レビュー書く者としては、音楽鑑賞で新規かそうじゃないかが分かるようになっているのは助かります。 スキップは早め。 |
キャラ |
桜森 杏子 CV:青山ゆかり 花姫。意地っ張りなとこがあり、結構子供っぽいです。 そういう部分が可愛かったですね。 個別はシナリオ欄で書いたように微妙(他のシナリオも微妙だけど)。 恋人になる→過去の出来事を思い出す→自分の想いが本物なのか悩む→悩んだ末の結論→エンディング、という流れならまだ楽しめたかもしれません。 鷹司菫・アレクサンドラ CV:かわしまりの 鳥姫。ヌイグルミ抱きしめてるCGが超可愛いです。 普段は王子様してるだけに、こういう女の子らしいシーンは、ギャップに弱い自分ですから当然ホイホイされます。 想いが暴走して主人公押し倒す場面はちょっと笑ってしまいました。 雲母坂 楓 CV:松永雪希 風姫。見た目子供ですが、スペック高め。 意外と胸があります(普通程度のサイズですけど)。 普段は明るいキャラなんですが、個別では暗い表情を見せたりで、痛々しい姿に凹みます。 桂木 小百合 CV:このかなみ 月姫。最初は声が聞き取り辛いし、テキストでは台詞が表示されないしで、このキャラ喋る度にテンポが悪くなって、かなり辛かった。 少し経つと、言葉を聞き取れる方法が分かり、テキストにも台詞が表示されるので助かりましたけどね。 見た目超好みだったんですが、ご都合展開での〆にがっかり。 他攻略キャラ 出番少ない、個別短い、という事で正直いまいち。 エロシーンが見れるということだけに価値があると思います。 |
キャラデザ |
総CG枚数90枚。出来は良くもなく、悪くもなく。 ただ、紅葉は微妙な出来。塗りは良かったり、悪かったり。 塗りくらい統一して欲しい。 |
音関連 |
曲は全部で30曲。新規の曲は16曲。 ボーカルソングは2曲。普通だと思います。 BGMも同様ですね。 声優さんの方は特に問題なし。 |
実用シーン |
総シーン数24。ただし、7個はエロシーンではなく、エンディング部分の回想です。 各キャラのシーン数は花鳥風月の4人が3回(杏子のシーンは愛撫だけで終わるのがあります)、式部、雲雀が2回、紅葉1回となっています。 尺はちょい短め。この手の作品では普通レベルだと思います。 個人的に気になったのは精液描写。飛び散り方が適当すぎる気がします。 |
総評 |
個別がもっとちゃんとした出来になっていれば、普通レベルには楽しめただろうに、残念。 本編プレイして、攻略出来なかったキャラとのエロシーンが見たい!というのであれば買うのもありかもしれませんが(エロシーンの質は高くないですけど)、それ以外の目的だと微妙かと思います。 |
評価点数64点 |
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