シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
5点 | 6点 | 7点 | 8点 | 8点 | 5点 |
シナリオ |
ありのまま今起こった事を話すぜ。俺は極道物の作品をやっていたらいつの間にかSF作品にシフトしていた。何をいっているのかry プレイ時間は共通3時間、個別が1時間30分〜2時間30分。 朝緋と朱鷺子、フランチェスカと更紗とで個別がほぼ共通となっていて、片方終わるともう1人のヒロインは20分程度で終わってしまいます。 アメリアのみが単独でのシナリオとなっており、個別シナリオは実質3ルートのようなものに。 総プレイ時間は9時間ちょっと。 裏社会で生きる者にとって伝説的な極道だった極堂院組。しかしそれも昔の話。 今では落ちぶれ、銭湯を営む普通の家になってしまっていた。 けれど、そこまで落ちぶれようと、今でも極堂院組という名の影響力は計り知れない。 昨今の裏社会の乱れをなんとかしようと、極堂院組を今一度、かつての威光を取り戻す為、1人の少女が主人公の元へとやってくるのであった。 という始まり。極道という設定を用いた作品ですね。出てくるヒロインもみな、マフィアの一員だったり、スナイパーだったりと裏の世界で生きる人たち。 とはいえ、別に怖い人達ではなく(銃やら武器持ってたりしますが)、むしろ明るいメンバーでギスギスした空気の展開ってことはないです。 まぁ主人公を巡ってちょっとしたイザコザは起きますが。よくあるハーレム作品の展開ですね。 シナリオは、基本的には明るいノリでの進行。話数構成での進行で、各話でちょっとした問題が起き、それを解決して次の話へ、というように進みます。 キャラ同士の掛け合いが面白いとかいうのはなく、話自体が面白いかと言えばそうでもない。 序盤のヒロイン達の、普通はそんな行動に出ないだろ、というのは悪くはなかったと思いますけど、序盤だけだからなぁ。 結構早く馴染んでしまい、個人的にはもう少し一般的な生活に馴染むまでの部分を描いてほしかったなぁ、と。 共通部分は良くもなく悪くもない出来なのですが、個別シナリオが斜め上の展開。 宇宙人が出てきたり、ロボットが出てきたり、地球を飛び越え宇宙にまで話が広がったりという誰も予想しないだろ、という超展開ぶりを発揮。 SF展開なんて誰も望んでなかったと思うのですが。というかこの手の作品にSFはないだろ。 最初からSF設定を盛り込んだものならまだしも、個別に入って唐突にそういう展開されても反応に困りますよ。 伏線もなかったですし。しかも面白くもないっていう。 正直、それまでの下町っぽい舞台から、いきなり宇宙規模にまで話が発展してしまって話についていけなかったです。 まぁ宇宙にまで行くのは1ルートだけなんですけどね。でも他2ルートもSF展開ありますし。 極道物だと思ってそこに期待してプレイするのはやめておいたほうがいいですね。 |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あり。 ディスクテス起動不可。スキップ速度は普通くらい。 戦闘シーンでの演出はかなり弱いです。 音楽鑑賞モードでボーカルソングを聴く際に、歌詞も表示されるってのは嬉しい仕様ですね。 |
キャラ |
羽二重 朝緋 CV:一ノ宮葵 極堂院組を再起させる為、主人公の元へと嫁ぎにきた少女。見た目可憐な少女で大和撫子のようですが、そこはやはり極道の世界で生きる少女。 中身は結構物騒で、敵とみなせばすぐに武器をとって返り討ちにしようとします。 怒髪天衝(極堂院の血を引いてる者に現れる力。見た目が変わり、戦闘能力がアップする。ぶっちゃけちゃうとスーパーサイヤ人です)状態では、髪がピンク色に。 最初は口調が慣れなかったですが、途中から気にならなくなりました。声優さんが慣れたのか、口調に慣れたのかわからないですけど。 個別は朱鷺子とほぼ同じ。怒髪天衝状態の見た目が好みで、この状態でのエロがなかったのは残念。 いや、その状態でエロってのもどうかとは思いますけどね。 フランチェスカ・カルディナーレ CV:冬宮メア 朝緋と同じく極堂院組の再起の為に主人公の元へと嫁ぎにきた少女。男装の麗人。 そうは見えませんが、実は主人公よりも年下。 サングラスかけてる状態の立ち絵が好き。 序盤は同じ目的で嫁にきた朝緋と衝突することが多々。 朝緋よりも物騒なキャラで、町中でも銃を乱射することが(目がくっついてる某警官みたいなキャラですね)。 個別は更紗とほぼ同じ。他2ルートに比べ、超展開分は少ないです。 怒髪天衝状態では、スーツの色が白に変わります。 蘇芳院 更紗 CV:北都南 主人公をお兄ちゃんと慕う少女。猫かぶりなキャラで主人公の前では可愛い妹キャラですが、他のキャラの前では口と態度が悪くなる(朱鷺子のような例外もありますが)。 暴走族の頭で、手下の扱いは酷いもの。でもなんだかんだで慕われています。 怪力娘で、通常状態でも凄いですが、怒髪天衝状態だと更に力がアップ。バイクぶん投げたりします。 ちなみに怒髪天衝状態では、サラシにスカートという姿に。 個別はフランとほぼ同じで、家族の絆云々の話ですが、フランにしろ更紗にしろその辺の描写が薄すぎて微妙。 極堂院 朱鷺子 CV:海原エレナ 主人公の義姉。極堂院組を現在取り仕切ってます。 弟である主人公の事を大切にしており、危険な裏の世界とは関わらせないようにしている。 姉弟間では歯ブラシは共有するとかおかしな事(羨ましい)を主人公に教えたりと、偏愛気味なキャラですね その為、嫁にきた朝緋とフランへは当初良い感情を抱いてはいません。 怒髪天衝モードはありませんが、それでも戦闘能力はかなりのもの。 通常状態とはいえ、朝緋とフランの2人を相手にし、圧倒していました。 この作品を買うことにしたのは、姉キャラである彼女の存在があったから。 姉キャラ好きなんですよねー。妄想シーンは結構萌えましたし、主人公との出会いと姉弟になるまでの話が少なかったとはいえあったのは良かったです。 ただまぁ、個別が朝緋とほぼ共通で、純粋に個別といえる部分が少ないのが残念。 アメリア・カメリア CV:夏野こおり 凄腕のスナイパー。天真爛漫なキャラですが、左手につけてるアダムスキーがいないと途端に大人しくなってしまい、つけてる状態とは真逆なキャラに。 つけてる状態もいいですが、大人しいモードでひたすら謝りまくってる状態はもっと好きです。 個別は1人だけ独立したもので、一番長い。そして他ルート以上に超展開。 実はアダムスキーは!実は主人公の父親は!実はryというそんな展開予想してないよ!という連続で、もうどうにでもなーれ状態。 正直、こんな展開にする必要はまるで感じ無かったです。アダムスキーがいなくても生きていけるようになるシナリオなのに、なんで宇宙規模にまで話が大きくなっちゃったのか。 普通な展開で問題なかった。むしろ普通な話のが楽しめたと思う。 |
キャラデザ |
総CG枚数114枚(SDとか含めての枚数)。絵については結構好みですね。 出来も良かったと思います。ただ立ち絵パターンは少なめなのが残念。 |
音関連 |
曲は全部で28曲。ボーカルソングは3曲。OPが2つのパターンあるようですが、演歌バージョンなんてどこで流れた・・・? 聴いた覚えがないんですが。演歌バージョンは極道っていう作品にマッチしていたと思うのですが、他2曲についてはミスマッチ。 いやまぁそもそもからして、この作品が極道作品かって問われると疑問なのですが、それはそれ。 一応は極道作品という扱いでいくと、別バージョンのオープニングは普通の萌えゲっぽい曲で、エンディングの方は和っぽくなく、phantomのような作品で流れるとマッチするような歌。 シリアスっぽい歌なのも、合ってないと感じた要因の1つですね。作品の事を考えず、歌単体であれば両方共良い曲だと思います。 BGMは良かったと思います。 声優さんは問題なし。最近、海原エレナさんが好きになってる自分がいます。 |
実用シーン |
総シーン数10回。各キャラ2回ずつ。 尺は普通よりちょい長いくらいですが、質のほうはイマイチ。 あまりエロくないです。数も少ないですし。 もうちょいエロあると思っていたんですけどねー。 |
総評 |
設定は極道物ですが、シナリオ自体は別物って感じですね。 超展開やらご都合主義展開なので、その辺許容出来るか否かで評価はちょっと変わる・・・かなぁ? 正直、プレイしてて面白いと感じる部分はそんなになかったです。 絵とキャラは悪くないと思いますが、シナリオは微妙でした。 超展開はいらないよ・・・。 |
評価点数62点 |
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