シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
7点 | 6点 | 8点 | 6点 | 8点 | 7点 |
シナリオ |
オープニングのアレさに反して、話は面白い プレイ時間は共通2〜3時間、個別が1〜3時間。 総プレイ時間13時間。 幼馴染であり、黒魔術マニアの乙姫が作った薬を飲んだ所、主人公に時空を捻じ曲げる力を手に入れてしまう。 その力により、歴史上の重要人物を次々と召喚してしまい・・・という話。 個別で若干シリアスな展開がありますが、基本的に明るいノリで、主人公含めたキャラの言動が面白く、更にテキスト自体もなかなか笑えます。 シナリオの出来は、オープニングの腰ふりの所為で地雷臭さが漂っていますが、意外と良い感じです。 序盤、古代娘達の順応性の高さに違和感を覚えないこともないですが、いちいち一人ずつ慣れるまでの描写をされても面倒にしか感じないので、これで良いかなぁ、と思います。 個別はシリアス展開がありますが、グランドルート以外はお巫山戯が適度に入るので、重苦しい展開にはなりません。 人によっては真面目にやれとなるでしょうが、自分は、その部分含めて楽しめました。 それと、これも人によって評価が分かれるところなのですが、ヒロインの1人である静御前は非処女で、更に子供まで産んでいるという設定が存在します。 どんな理由があろうとキャラを独占したい!という人には受け入れがたい設定でしょうね。 シナリオ自体に利用もされてますし、意味がない設定にはなっていないので、自分は特に気にならなかったですが。 最終シナリオである、グランドルートは上記でも書いてあるように、割とシリアスというか、真面目な展開。 予想もつく展開で、驚きの事実が!ということはないですが、最後までやると若干の感動があります。 ここまでは良かったとこを書いてきましたが、ここからは不満だった点を。 シナリオは結構似た展開多めで、最初の方は笑えるし良いのですが、何周かしていると段々ダレてきます。 最終シナリオのグランドルートは内容は良いのですが、長くて、特に笑いもないことから、中盤ダレましたね。 後は全体的に萌え要素も薄かったかなぁ。個別は恋愛要素よりも、それぞれのキャラが抱えている問題の描写が多いので。 例外としてクレオパトラと楊玉環の2名がいますが、この2名はペア攻略で、シナリオはネタのようなものです。 兎に角、あまり萌えには期待しない方が良いかも。 |
システム |
CG鑑賞、音楽鑑賞、シーン回想、キャラトークあり。 スキップは早め。電車走ってきたり、祭り会場での光の明滅、と演出面は頑張ってはいます。 でも、そんな頑張りも、音声の再生の遅さで消し飛ぶ。 テキスト表示されてから2秒くらいしてから再生されます。 これが地味にイラッとくる。声優さんは結構好きなのに、これだと声聞く気が失せますよ・・・。 6月8日追記 音声再生の遅さは環境依存のようです。 |
キャラ |
静御前 CV:遠野そよぎ 家事で出来、買い物上手で、更にお淑やか。 元気娘ばかりのキャラの中で、落ち着いた性格の彼女は貴重な癒し系。 と、非の打ち所の無いように見える彼女ですが、シナリオ欄で書いたように、非処女で出産経験まであるという人によっては憤怒する設定が存在します。 シナリオ自体に利用しているので、自分のように利用されていれば気にしない、という人なら大丈夫だと思います。 北条 乙姫 CV:まきいづみ 主人公の幼馴染。黒魔術マニアで、毎回主人公に薬の試飲をさせています。 目的があって黒魔術を行っているのですが、その理由はグランドルートで明らかに。 初登場時のインパクトは結構な物だと思います。 いきなり魔女の格好で、ツボらしきに入った液体を混ぜていますから。 怪しすぎますよね。彼女のシナリオは全キャラ終了後に開放され、謎だった輝夜の正体が明らかになります(バレバレだけど)。 途中ダレますが、最後の方は若干感動しました。良かったね!という感じです。 小野小町 CV:風音 男嫌いで、女性とは普通に接するのですが、主人公含めた男連中には厳しい態度を取ります。それが結構笑えます。個別では当然デレがあるのですが、唐突じゃないかなぁ、と思いました。 まぁ、可愛いですけどね!クレオパトラ&楊玉環ルートで嫉妬の炎を燃やしている姿には毎回笑ってました。 間が悪すぎる(笑)。 卑弥呼 CV:大花どん 食いしん坊キャラ。個別以外では、その印象しかないくらい食べてます。 歳は結構いっているのですが、とある理由で見た目は子供状態。 中身も子供っぽく、輝夜と一緒にいるシーンなんかは、それをより強調させていますね。 しかし、流石は上に立つ人間、責任感は持っており、個別のクライマックスでの戦いでは自分の身を犠牲にしてでも勝利しようとします。 あ、戦いといっても特に盛り上がるとかいうことはないです。 クレオパトラ7世フィロパトル CV:倉田まりや 楊玉環とは犬猿の仲。アイス大好きキャラで、昼ごはんとして大量のアイスを食べてしまう強者です。 おまけ的扱いでの攻略キャラで、小町シナリオとほぼ同じようなシナリオ。 笑えたし、楽しめたけど、おまけ扱いなのが・・・。 結構好きなキャラだっただけに、残念に思えます。 楊玉環 CV:かわしまりの クレオパトラとは犬猿の仲。クレオパトラとのやり取りは毎回楽しんで見ていました。 ルートによっては、クレオパトラと協力し合う場面もあるし、なんだかんだで仲は悪くないというのは良いですね。 シナリオはクレオパトラとのペア攻略。 |
キャラデザ |
総CG枚数97枚。キャラデザ自体は結構好みなんですが、塗りが駄目すぎ。 背景もイマイチで、正直、同人ゲームをやっている気分になった。 それと、エロシーンで結構な率で主人公の顔が出すのはやめてほしい。 男が気持ちよさそうにしている顔なんて見たくないです。 |
音関連 |
曲は全部で23曲。ボーカルソングは2曲。 オープニングは凄いっすね。あの腰ふりはヤバイ。 歌自体も所々で変な事になっています。 BGMも合っています。出来は普通。 声優さんは結構好きな方々で、満足してます。 |
実用シーン |
総シーン数20回。織姫は1回で、他キャラは3回ずつ。残り1回はクレオパトラと楊玉環との3Pシーンです。 特に変わったプレイというのはなく、この手の作品としては標準的なレベル。 尺、質共に普通。 |
総評 |
結構笑える話。キャラもテキストも良い感じで。 ただ、絵やシステム等の不満点が作品の質をかなり下げてますね。 勿体無い。もう少しこの辺をなんとかしてもらえればなぁ。 |
評価点数71点 |
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