あるぴじ学園


シナリオ システム キャラ キャラデザ 音関連 実用
6点 7点 7点 8点 8点 7点


シナリオ&キャラ
予想外に楽しめた


プレイ時間は進め方次第で大きく変わります。自分は萌えモンを回収しつつプレイし、17時間くらいかかりました。
個別エンドというものは存在せず、1本道の話となっています。

主人公を含め、たった4人しか在校生がいない学園を舞台に、売却してしまった勇者の剣を取り戻す為にダンジョン探索をし、金を稼ぐという作品。
といっても、目標金額というものは存在せず、というか剣を買わなくてもクリア可能(そもそも剣はヒルデに買われるしね)。
マップでキャラを選び、シナリオが進行し、そしてダンジョンを探索しにいく、という感じで進みます。

シナリオはギャグ分多めな作品・・・というかそれしかないですね。
勇者の子孫がいたり、勇者と共に戦っていた子孫がいたりしますが、特にそれが利用されるということはなく、序盤からのノリが最後まで続きます。
故に、このノリが合うか合わないかで作品の評価が大きく変わってくるかと。
個人的には、合う部分と合わない部分があったものの、最後まで退屈することなく続けられましたし、テンポ良く進むので大丈夫でした。
明るいノリが好きな人であれば、割と楽しめるんじゃないかなと思いますね。

逆に物語の面白さに期待している人は回避推奨。
設定をしっかりと利用することはないので。
このキャラにはこういう設定がある、という事実があるだけで、それ以上掘り下げられることはないです。
終盤でシリアスな展開になるとか、超展開が起こるとかいうことも一切ないですし。
それ以前にシナリオの分量が少ない。シナリオのみであれば、プレイ時間は5時間かからないでしょう。
壮大な設定があるわけでもないし、分かりやすいシナリオなので、分量の少なさ自体はあまり気にはならないんですけどね。

キャラもメイン、サブ含め明るいキャラ揃い。魔王は明るくはないですが、暗いというわけでもないです。
結構良い感じですね。ステラのアホっぷりとか、茉莉の抱きつき癖とか、日向のエロ娘っぷりとか。
お気に入りキャラは、サブのヒルデですね。キャラと声がハマりすぎです。戦闘で使えれば良かったのになぁ、残念。
静かに怒る魔王も良かったですね。見た目だけなら一番好きです。出番少ないけど。
システム
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あり。
本作には、スゴロク式のダンジョンパートがあり、止まったマスにより戦闘があったり、宝を発見したり、ということが起きます。
サイコロ振ることにより、進行するので、サクサク進みます。反面、ダンジョンを探索する、という楽しみは皆無。
ダンジョンならではのイベントが起きることもないのも残念ではありますが、サイコロという特性上イベント回収が面倒になるので、一概に駄目とは言えないですね。

戦闘は通常攻撃、必殺技、アーマーブレイク、萌えモンの捕獲の4つから行動を選びます。
通常攻撃はお互いのサイコロを潰し合い、そして残ったサイコロの出目の分だけダメージが与えられます。
サイコロの数は武器によって変動し、多ければ多いほど有利。出目はランダムです。
必殺技はそれぞれのキャラに固有の技が設定されており、SPを消費することで使用が可能。
アーマーブレイクは敵の衣服を破壊し、破壊するごとに裸に近づきます。
ボスキャラ限定ですが、最後まで破壊すると、乳揺れを起こすことが可能に。
萌えモンの捕獲は、サイコロを振り特定の数字以下までゲージを下げることで成功します。
0より下になってしまうと捕獲は失敗に。ちなみに通常攻撃以外は全てSPを消費。
SPは敵のサイコロを潰すことにより増えていきます。

戦闘もダンジョンパートと同じくサクサクいけ、金稼ぎや萌えモンの回収といった要素がある本作で、このテンポよく進む戦闘は苦にはならず、むしろ敵のサイコロを潰す作業に爽快感を感じてました。
過去作で、この手の要素がある作品が外れしかなかった為、今回もどうせ・・・、と思ってましたが、予想に反して楽しめましたね。
ただ、難易度は低めですし、ゲーム性を強く求めているのであれば、微妙でしょうが。
自分のように元からの期待値が低く、お手軽RPG作品を求めているのであれば問題ない出来だと思います。
キャラデザ
総CG枚数85枚。出来は良いです。
萌えモンのキャラデザ担当している方が複数いて、一部微妙なCGもありますが、それら以外は高レベル。
1人くらいは知っている原画さんがいるのではないでしょうかね。
メインキャラ、サブキャラの絵も可愛らしい絵で良い。
ただまぁ、もう少し枚数は欲しかったですね。
音関連
曲は全部で34曲。ボーカルソングは5曲。
オープニングはノリが良い曲でなかなか良い感じ。エンディングは2つあり、片方は珍しく男性ボーカル。
挿入歌のREADY...GO!は作品の中で一番好きですね。
BGMも良い。

声優さんも問題なし。
実用シーン
総シーン数102個。茉莉、ステラ、日向が14回ずつで後は萌えモンとのシーン。
萌えモンは各キャラ2回ずつ。サーカスなんだからエロは薄いだろうと思ってたのですが、まさかまさかです。
CGが同じで、テキストだけ違うシーンが多くありますが、それでもシーン数は十分。
実用ゲーとして見ると質に不満が出てきますが、萌え系のエロシーンとして見れば及第点。
縛られて手コキ、ネコミミプレイ、首輪をつけてのプレイ、足コキされたりといったものがあります。
唯一残念な点は、初期バージョンだと萌えモンとのシーンに声がない点ですね。
1.5ではつくようなので、そちらに期待したいと思います。
総評
正直あまり期待はしてなかったのですが、予想外に楽しめました。
突出して良い、という物はないんですけどね。肩の力を抜いてプレイするのにちょうどいい作品じゃないかなと。
評価点数74点
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