シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
5点 | 4点 | 8点 | 9点 | 9点 | 5点 |
シナリオ |
結局、護衛する事はほとんどなかったな プレイ時間は共通が5〜6時間、個別が5分〜3時間。 総プレイ時間は16時間前後。攻略キャラは12名と多いですが、殆どのキャラは派生エンドという形なので短いです。 暁の護衛の3作目にして完結編。オープニングや過去作で張られていた伏線から、シリアス展開になるであろうと殆どの方が思っていたと思います。 バトル盛りだくさん、旧作キャラの死、タイトル通りの護衛生活、等を発売前に妄想していた人は少なからずいるでしょう。 が、蓋を開けてみれば、いつもの暁の護衛。過去作よりはシリアス部分もありますが、軽微。過去作同様に笑い多めな作品になっています。 シナリオは大きく分けて2通りあり、麗華達サイドと禁止区域サイドの話になっています。 麗華達サイドの方は、麗華、清美、朱美で話が更に分かれていますが、禁止区域側は最後に分岐する程度で共通9割構成。 なんでか麗華と薫のシナリオは被りまくり。これは不満。 メインヒロインなのに、片方クリアすると、もう片方のシナリオはスキップばかりとか・・・。 サブキャラならいいけど、メインでこれはないよ。 シナリオの出来については相変わらず微妙。楽しめる部分はあるものの、その展開なんで入れたの?と思ったり、前後で噛み合わないイベントがあったりと。 個々で見る分にはありでも、通して見ると繋ぎがおかしく、唐突で、突っ込みどころ満載になっています。 特に終盤は酷いですね。何度も「はぁ?」となってました。 笑いについては相変わらず良い感じなんですけど、他は微妙ですかねぇ。 個人的に期待していた戦闘シーンも微妙だったのは残念。燃えるようなものはなかったです。 アキラや親父との戦闘に期待していたのですが、アキラとは海斗が満身創痍での戦闘、親父とは戦闘になっていないという(あるにはあるけど、あれは戦闘とは言えんよなぁ)。 万全の状態でのアキラ戦が見たかったなぁ。見下していた相手に圧倒されるアキラの姿を想像していたのに、なくて残念。 というか今回は主人公が万全状態での戦闘が少なかったような。禁止区域側では主人公は酷い怪我負ってる状態だし。 万全じゃないことから負けてしまう事もあり、全快だったらお前になんか負けないのに!と何度も思いましたよ。 今回キャラ数多いですが、効果的に扱えていなかったですね。 キャラ数の多さでシナリオが広がっても、その広がったシナリオは本筋に絡む訳でなく、無駄に終わってます。 どう本筋に絡むのかなぁ、とワクワクしていたのですが、特になんもなく終わって唖然としました。 尊の兄や龍はもっと絡むのかと思っていたのになぁ。 魅力の面でも新キャラは旧作からのキャラに比べ劣っているので(全キャラではないですが)、正直なとこ新キャラ絞って旧キャラをもっと出して欲しかったです。 エンディングの〆は悪いですね。過去作もそうですが、もの凄くご都合主義。 エピローグはそれ以前の展開と関係ないものになっているし、なんかここまで変に感じると笑えますね。 キャラの感情の移り方も力押しすぎ。 シナリオ面では不満ばかりになっていますが、過去2作もシナリオ微妙でしたので、過去作楽しめた人なら不満はあっても楽しめない事はないです。 |
システム |
CG回想、音楽鑑賞、シーン回想、おまけシナリオあり。 おまけシナリオは、前作までのヒロイン5名と清美のエロシーンが見れます。 相変わらずバグの多さが目につきますね。 背景指定が間違っている、音声の抜けがある、テキストと音声が違う、シナリオの順番がおかしい等。 一度でも通してプレイすれば分かるようなミスばかりです。 後、これはミスではないですが、エンドロール一発スキップにしてほしかった。 スキップ速度は早い方です。 |
キャラ |
二階堂 麗華 CV:大波こなみ 主人公のプリンシパル。今回は序盤からデレています。 亮に強く言うのは見ていて気持ち良かったですね。 しかしシナリオはイマイチ。護衛しろよ!という感じです。 南條 薫 CV:芹園みや 萌のボディーガードでしたが、本作では始まった時点で実家に戻っています。 見た目が凄く好みです。主人公と戻る決意をした後の超デレデレモードの破壊力は凄まじいですね。 嫉妬したり、匂いを気にしたり、ヤバイっす。 尊達の前でもデレデレで、その所為でホモだと思われたとこは吹きました。 でもあれじゃ疑われても仕方ないよな。どう見ても好意マックスですもん。 宮川 清美 CV:さくらはづき 尊の姉。清美と接する時の尊が笑えます。 序盤は堅苦しい感じのキャラでイマイチっぽいなぁ、と思っていたのですが、居候始めた辺りから結構好きになりました。 シナリオは、こういうのありだよなぁ、というものですね。 柊 朱美 CV:羽高なる 海斗達が通っている学園の先生。とある出来事から海斗を殺したいほど憎んでいます。 海斗との戦闘に期待していたのですが、個別ではなくて、別シナリオでは中途半端にしかせず、結局しっかりとした戦闘がなかったのはガッカリ。 過去についてもあまり触れてこなくて、なんだかなぁ。エピローグに「それはないだろ」と突っ込んでました。 舞 CV:稲狩裕子 禁止区域の住人。仲間であるとか関係なく殺しまくります。 海斗との出会いで、変化していくのかと思っていたのですが、最後まで大した変化はなかったですね。 殺すのを躊躇ってしまう、というような展開があるのかと思っていたのに。 上記のキャラ以外では詩音、柏、沙代、杏子、加奈子、楓、翔子が攻略可能。 |
キャラデザ |
総CG枚数105枚。出来については文句なし。 かなり好きな絵です。ただ欲をいえば、戦闘シーンでのCGがもっと欲しかった。 テキストがイマイチなので、そこにイベントCGもないと、もの凄く物足りなく感じます。 |
音関連 |
曲は全部で56曲。なんか不自然にある空白部分が気になるけど、ルートは全部やった筈(CG埋まってるし)。 ボーカルソングは4曲。オープニングは良いですね。ただ作品やった後だと、このシリアス調な歌が合ってなかった気がしますが。 もう一つのオープニングは、更にシリアスな感じ。良いとは思うけど、これで中身に期待してしまった自分としては複雑です。 エンディング2曲は普通。BGMは過去作からどれだけ使われてるか分かりませんが、出来は良いと思います。 声優さんは豪華メンバー。それだけに音声抜けが残念ですね。 |
実用シーン |
総シーン数25回。麗華、薫、朱美が3回、清美、舞が2回、他は1回です。 絵は良いのですが、尺と質は微妙。 麗華のシーンで縛りプレイがありますが、他は至って普通の内容です。 ちなみに全シーン主人公とのシーンとなっています。 |
総評 |
終わってみれば、いつもの暁の護衛でした、という作品。 過去作楽しめたのであれば良いけど、過去作とは違ったものを期待していた人には辛い出来になっています。 海斗無双を楽しみにしていたのに!まぁ、何度も言いますが、過去が楽しめた人ならとりあえずは楽しめはします。 不満はいろいろでるでしょうけどね。 |
評価点数67点 |
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