シナリオ | システム | キャラ | キャラデザ | 音関連 | 実用 |
6点 | 4点 | 6点 | 8点 | 8点 | 5点 |
シナリオ |
悪くはなかったんだけど・・・ プレイ時間は17時間。本編シナリオクリアのみなら13時間もあればクリア可能。 行方不明となった七姫、容姿が似ていた事からエノールは七姫の代わりを務めることになる、という女装物の作品。 といっても、エノールはドラゴンボールの悟空のような生活をしていた為、異性に対する知識は少なく、女装をしてもそれで恥ずかしがるといったことはないです。 むしろヒロイン側が主人公の知識のなさから出た質問(生理についてとか)によって恥ずかしがる事が多い。 それと、本作は章毎に視点が変わるので、そういう部分からも女装物として期待して買うのはやめたほうがいいかと思います。 シナリオは4章構成の話で、各章で視点が変わるスタイル。 1章がカタリナ、2章がエノール視点で、この2つの章では分岐もあります。 キャラ攻略は2章の方で出来ますが、あまり期待は持たない方が吉。本作のヒロインはカタリナのみだと思っておいたほうがいいです。 他は短い上にエンディングがバッドなので。 3章と4章は分岐のない1本道の話。3章が解答編で4章は解決編という感じですかね。 誰視点なのかは、プレイしてのお楽しみということで。 シナリオは七人の姫によって統治されている世界が舞台の話。 この七人の姫はかつて魔女を封印した英雄の力を受け継いだ存在。 エノールは姫の1人である七姫エーデルワイスとなって、カタリナと共に本物の七姫を襲った犯人を捜す事に。 ネタバレになるので書きませんが、カタリナ編終わると、ちょっと驚く展開があります。 まさかこういう作品とは・・・、と。 シナリオの出来は悪くはないんだけど、いろいろと説明不足すぎる。 しかもそれらがシナリオの中心部分、つまりは重要な部分。 それらが最後までやっても分からないので、終わってもスッキリしません。 エンディング自体もイマイチな終わりですし。 世界観についても今ひとつ説明が不足しています。 とある力によって存続出来るとか、ナラカの滝の事とか、もう少し掘り下げて欲しかった。 というか、てっきり一千年前の話があり、そこで世界観についての説明等があると思っていたんですが・・・。 ノルドーレン視点で一千年前の話もして欲しかったですね。 それと、7つ街があるのですが、描写が薄すぎて、人々の生活が見えてこない。 文化の違いがあるのかも不明。個人的に、ファンタジー物は現実との文化の違いも楽しむ人なので、全く描写がなかったのは残念。 人間族以外はいないっぽいのもなぁ。 エルフとか出して欲しかった。正直、ファンタジー物として期待してプレイするとガッカリするかと思います。 魔法を使った戦闘とか(魔法使える人はいない。一応、姫達は特殊な力があるっぽいけど)、上で書いたように他種族はでないので。 読んでても、ファンタジーしてるなと感じた事はなかったです。 キャラの描写についても上同様に不足。 昔こんな事があったんだ、というのを軽く触れる程度。 カタリナはメインだけあって描写は割とあるのですが、他攻略出来る方々の描写は薄いです。 攻略出来ないサブキャラレベル。 黒幕の方々についても軽く触れる程度。 ふーん程度にしか思えません。終盤の黒幕登場部分は全く盛り上がらなかったです。 魅力のないキャラ達ってことはないのですが、掘り下げ不足なのが残念でした。 シナリオは序盤の方はエーデルワイスの行方や襲撃犯、カタリナ編終わった後の展開等気になり読み進めたのですが、終盤の呆気無さ、そして説明不足なのが勿体無い。 終わった後は、ここから第二部か?と思ったくらいですからねぇ。本当に勿体なかったです。 |
システム |
CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞あり。 システム面での不満はAQLという既読率の存在。 おまけシナリオの開放には一定以上のAQLになっていないといけないのですが、既読率埋める作業が結構しんどい。 何がしんどいって、AQLはセーブデータ単体で扱われるので、別のセーブデータから選択肢を全部選択し、進めていくという方法が使えません。 一回クリアし、また始めから選んでいない選択肢を選んでいかないとAQLは増えないという面倒な仕様。 スキップは早い方ですし、一周にかかる時間は数分程度ですが、何度もやらないといけないのはちょっと・・・。 RPGの作業プレイは大丈夫ですが、こういう作業プレイは勘弁です。 |
キャラ |
カタリナ CV:茶谷やすら 七姫専従騎士。エーデルワイスの幼なじみでもあります。 自分は、こういう男勝りなキャラって結構好みなんですよね。 時折見せる女性らしさ、女性として扱われ照れる姿とか最高じゃないですか! カタリナにも多くはないですが、そういうシーンはあります。 ニヤケてしまったのは、書くまでもありませんよね。 ティア CV:みる 本人曰く義賊。その正体は・・・? 姉御肌なキャラですね。こういうキャラも結構好きです。 弟のロッドとのやり取りが面白い。つかロッドはMすぎでしょう。 途中からは完全に変態に目覚めていて笑えます。 ティアは結構好きだったのですが、やっぱり個別短すぎるのが・・・。 バッドだしね。 パトリシア CV:春日アン 五姫。エーデルワイスとは友達のような関係。 エーデルワイス好き好きーなキャラですね。 あまり素直なキャラじゃないので、素直にその辺を出すことはないのですが。 個別短すぎて泣ける・・・。 シグリット CV:羽高なる 二姫。病弱キャラ。 我が強いキャラが多い中で、落ち着いた性格の彼女に癒されます(いや、別に他キャラが疲れるとかいう訳じゃないですけど)。 初登場時の抱きついてくるとこは、子供っぽさがあってなかなか良いですね。 しかし、やはり個別短いのが・・・。 |
キャラデザ |
総CG枚数75枚。村上水軍さんも原画を務めているということで買った本作です。 出来については満足していますが、枚数少ないのがなぁ。 まぁ、プレイ中はあまり気にならなったのですが。 |
音関連 |
曲は全部で24曲。ボーカルソングは2曲。 両曲とも特に好きでもない。BGMは「テロメア」が結構好きですね。 壮大な感じで。他もなかなか良いかと思います。 声優さんは結構好きな人がいて嬉しかったです。 男性ボイスも欲しかったなぁ、とか思ったり。 |
実用シーン |
総シーン数15。カタリナ3、ティア2、パトリシア2、シグリット&メラニー2、ロゼフィーヌ3、リフィンベル3となっています。 一人エッチ、エノール以外としている(攻略キャラ以外です)、レイプ気味のシーン、逆レイプシーンとあります。 リフィンベルからの逆レイプシーンが個人的にツボでしたね。 昔はあまり好きじゃないシチュだったと思うのですが、いつの間にこういうシチュもいけるようになっていたんだか。 尺は普通よりちょい短いくらい。質はちょい低め程度。 |
総評 |
設定部分は結構良い感じだと思うのですが、描写不足、説明不足なのが勿体無かったです。 個別シナリオもあってないようなものだし。後は作業プレイ部分もなぁ。いろいろと勿体無い作品でした。 |
評価点数61点 |
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